Well-beingのための健やかな地球環境

アシックスは、「Anima Sana in Corpore Sano(健全な身体に健全な精神があれかし)」を創業哲学に掲げ、世界中のすべての人々の将来世代に続く心身の健康に貢献することを使命としています。そのためには、地球環境も健やかでなければならないと考え、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指し、循環型モノづくりを進めるなど、環境と社会に配慮した事業活動を続けています。

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2023年には、温室効果ガス排出量最少スニーカー「GEL-LYTETM III CM 1.95」を発売しました※1。また、同製品やランニングシューズ「GEL-KAYANO™ 30」で、カーボンフットプリントの表示も開始し、気候変動に対する取り組みとともに、トレーサビリティと透明性の向上に向けた一歩として進めています。また2023年は中期経営計画2026の策定に従い、生物多様性に関する方針を新たに追加しました。バリューチェーンを通じた循環型ビジネスモデルへの転換と、生物多様性への取り組みも進めています。
※1:2023年9月時点、製品ライフサイクルにおける温室効果ガス排出量が開示されている市販シューズを対象としたデータに基づいています。

リサイクル素材の使用

シューズやスポーツウエアに使用するポリエステルを、100%再生ポリエステル材に切り替えることを目標としています。これは、より循環型のアプローチに向けた取り組みの一環で、製品でのリサイクル素材の使用拡大を含みます。
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持続可能な天然素材の使用

製品や素材の背景、特に天然素材について知りたいと思う消費者の方々が増えています。私たちは、天然皮革や綿などの素材について、より持続可能な使用を目指す取り組みを行っています。
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サステナブルな選択を推進

アシックス材料選定ガイドラインでは、商品開発や調達において、倫理的で、法令に基づき、より持続可能な選択をするための基準を設定しています。動物由来の材料やPVC、紛争鉱物などに関する基準が含まれます。
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地球環境のための製品イノベーション

アシックスは、バリューチェーン全体で一方通行型のビジネスモデルから循環型ビジネスモデルへの変革を進めています。製品の販売だけに頼る事業成長ではなく、バーチャルでのマラソン大会の開催や、eコマースやリテール、フィットネスアプリで集積した顧客データの一元管理を行い、よりきめ細かい顧客体験の提供を随時展開します。デジタル技術の活用で一人ひとりに合った製品やサービスを提供し、使う資源の削減と製品寿命の延伸につなげます。


お客様との気候変動への取り組み「Run for Reforestation Challenge」

気候変動への取り組みの一環として、お客様がアシックスから提供しているフィットネス・トラッキング・アプリ「ASICS Runkeeper」を使ってランニングまたはウォーキングを5km実施することで1本の植樹ができるプログラム「Run for Reforestation Challenge」をグローバルで実施しました。50,253人が完走し、フットウエア生産委託先工場が多くあるインドネシアを中心に、アシックスグループがあるアメリカカリフォルニア州、メキシコ、ブラジル、ルーマニアなどに合計50,253本の木を、提携する国際NGO One Tree Plantedを通して植えました。今後もお客様とともに気候変動へのアクションを取っていくことで、より良い顧客体験へとつなげ、ブランドへのエンゲージメントを高めていきます。

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循環型ビジネスモデルの推進

アシックスでは、中期経営計画2026の優先分野のひとつとして、循環型ビジネスモデルを取り入れています。アシックスのデザインフィロソフィーには循環型ビジネスモデルが組み込まれており、製品のライフサイクルにおいて、CO₂排出量を削減するために循環性を高める取り組みが行われています。つまり、リサイクル素材およびリサイクル可能な材料の使用を増やすこと、廃棄物を削減したり、他の目的のために再利用したりすること、消費者へ製品回収サービスを提供することなどです。

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素材と工程の詳細

化学物質の管理

製品の安全性と品質の管理

アシックスは、製品の安全性と品質の保証を重大な責務と捉え、事業全体でこれらに関する方針や、国際的品質管理原則に基づくガイドラインを定め、全ての製品がお客様にとって安全であるよう努めています。
アシックスは全従業員に品質管理の原則の履行を徹底しています。品質保証と品質管理システムに研修は欠かせません。アシックスは、従業員研修はもとより、生産委託先工場に対しても研修と認定を行っています。アシックスは製品の安全性と品質の向上のための活動を展開し、表示や販促物についても広範囲に製造物責任審査を実施しています。

制限物質管理

アシックスは、人や環境に配慮した製品を提供するため、製品に含有する有害な化学物質を制限する管理を行っています。製品中に含有する化学物質の制限事項を定めるとともに、製品の設計段階や製造工程において、サプライチェーンを通じた管理体制を構築し、製品における制限物質管理の運用を実施しています。


化学物質の管理