アシックスは、このたび、「サステナビリティレポート 2021」を公開しました。同レポートでは、2021年度のサステナビリティ活動のほか、中長期サステナビリティ目標達成に向けた進捗状況について報告しています。
〇「サステナビリティレポート2021」の特記事項
人と社会への貢献
- スポーツを行うことで心がどのように変化するかを可視化できるシステム「Mind Uplifter(マインドアップリフター)※1」を開発し、無料で一般公開
- 社会貢献活動で、40万9千ドル相当の資金およびスポーツ用品を提供
- 国際NPO「Right To Play」※2への支援を通じ、アフリカの子どもたち10万人以上に心と体をポジティブにするプログラムを提供
- 女性管理職比率が1.17%上昇し、グローバルで33.7%に
- コロナ下におけるサプライチェーンでの雇用、賃金、安全衛生の維持のため、責任ある調達の継続と並行して、現場実態の定期点検を実施
- 世界的に関心が高まる強制労働問題および日本の外国人技能実習生などの人権問題に対応するため、サプライチェーン上の実態調査を実施するとともに、労働者が直接相談できる苦情通報システムの運用を継続
- 透明性維持のため、女性労働者および移民労働者の構成比を明示した工場リストを継続的に開示
環境への配慮
- 当社事業所でのCO2排出量を28.0%、サプライチェーンでのCO2排出量を19.7%削減(2015年比)
- COP26※3でスポーツ業界を代表し、気候変動目標の達成に向けて、より一層努力し連携していくことをWFSGI(世界スポーツ用品工業連盟)に提言
- 石油由来のポリエステル材から再生ポリエステル材への切り替えを30%以上達成
- ランニングシューズの新商品の9割以上にリサイクル素材を使用
- 全国のみなさまから回収した思い出の詰まったスポーツウエアを活用し東京2020オリンピック・パラリンピックの日本代表選手団オフィシャルスポーツウエアとして再生する「ASICS REBORN WEAR PROJECT」を実施
- 環境パフォーマンスに関して一定の水準(1.5℃目標設定や再生可能エネルギー調達計画策定など)を満たした持続可能なサプライヤーから優先的に製品を調達するため、グリーン調達方針を策定。今後、戦略サプライヤーに対して段階的に導入していく
- 国内自社所有事業所の電力を100%再生可能エネルギー由来に切り替え
〇株式会社アシックス 代表取締役社長CEO兼COO 廣田康人のコメント
私たちは、世界中に製造拠点と従業員をもつスポーツ用品メーカーとして、私たちが環境や人々に与える影響を認識しています。サステナビリティは、私たちが将来ありたい姿を長期的な視点で表した「VISION2030」の中核テーマのひとつです。
ぜひこのレポートを読んで2021年度の私たちの進捗をご確認ください。2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指すなど、引き続き、人々の心身の健康と健やかな地球環境の実現に向けて、環境と社会に配慮した事業活動に取り組んでまいります。
なお、「サステナビリティレポート2021」は、GRIスタンダード基準に則って作成しています。本レポートは当社ウエブサイトでご覧いただけます。
https://corp.asics.com/jp/csr/csr_reporting
当社のサステナビリティ活動の詳細については、以下をご覧ください。
※1 Mind Uplifterについて
世界各地で100万人の参加を目指した スポーツがメンタルにおよぼす効果に関する実証実験をスター
ト(2021年6月2日付プレスリリース)
https://corp.asics.com/jp/press/article/2021-06-02-2
「約15分9秒」の運動が、精神にポジティブな影響をもたらす スポーツがメンタルにおよぼす効果
に関する研究成果について(2022年3月31日付プレスリリース)
https://corp.asics.com/jp/press/article/2022-03-31
※2 「Right To Play」を通じた取り組みついて
長年の提携先である国際NPO「Right To Play」と協力 新たに東アフリカ地域の子どもたちを支援
https://corp.asics.com/jp/press/article/2021-05-25
※3 COP26:締約国会議―国連気候変動枠組条約に加盟している国が毎年開催する会議。