山陰アシックスから商号変更し、創業者誕生の地からOnitsuka Tigerの発信を強化
株式会社アシックスは、このたび、国内のシューズ生産拠点で100%子会社である山陰アシックス工業株式会社を、日本発のファッションブランドOnitsuka Tigerの専用生産拠点とすることに決定したので、お知らせします。これに伴い、商号を「オニツカイノベーティブファクトリー株式会社」に変更し、世界に誇れるイノベーティブな拠点をめざします。商号変更は2026年1月1日を予定しています。
Onitsuka Tigerは、1949年にスポーツシューズブランドとして創業し、1977年にASICSブランドへ統合したのち、2002年にファッションブランドとして復刻しました。現在では日本発のラグジュアリーライフスタイルブランドとして、世界主要都市における実店舗とECサイトを通じ、ファッションとスポーツ、そしてヘリテージとイノベーションを融合させたコンテンポラリーなコレクションを展開しています。
今回のOnitsuka Tiger専用生産拠点への変更にあたり、企画・開発機能を備える生産体制の確立に加え、アシックススポーツ工学研究所やミラノのOnitsuka Tigerデザインセンターとの連携も強化していきます。
新たなイノベーション拠点として、以下の取り組みを計画しています。
- 人気シリーズ「NIPPON MADE(ニッポンメイド)」や、フォーマルかつビジネス対応の「THE ONITSUKA(ジ・オニツカ)」など、ブランド高付加価値製品の生産拡大や生産効率向上
- 海外の量産工場では再現が難しい、職人による丁寧な作り込みや特殊加工など、「日本製」へのこだわりによる商品の競争力強化
- 職人の技術継承の体系化、海外生産拠点への技術支援、開発・生産技術研修などの人財育成機能の拡充
- Onitsuka Tigerのグローバル商品会議開催など、グローバル人財が集う場としての活用
また、工場の内外装デザインも全面的に一新し、Onitsuka Tigerの歴史やアーカイブシューズ、コラボレーションシューズなどを展示する「Onitsuka Tiger Gallery(オニツカタイガーギャラリー/仮称)」の併設も予定しています。
さらに、職場体験機会や地域住民の交流の場を提供するなど地域活性化に貢献できるような取り組みも計画しています。
アシックスは、鳥取県出身の鬼塚喜八郎がスポーツによる青少年の育成を通じて社会の発展に貢献することを志して1949年に興した会社です。創業哲学は「健全な身体に健全な精神があれかし(Anima Sana In Corpore Sano)」で、世界中の人々に心身ともに健康で幸せな生活を実現してほしいという私たちの願いそのものを表しています。今後も、日本発のグローバル企業として、100周年を見据えた次なる成長ステージへ向け、ライフスタイルでもスポーツでも妥協しない快適さを提供し、スタイルの未来を変えることをめざします。
〇新商号「オニツカイノベーティブファクトリー株式会社」の概要
所在地: |
鳥取県境港市渡町2900番地 |
代表: |
代表取締役社長 黒川 勝則 |
敷地面積: |
17,312㎡(約5,237坪) |
延床面積: |
9,830㎡(約2,974坪) |
稼働予定: |
2026年1月 |
主な製造商品: |
NIPPON MADE、THE ONITSUKA |
〇 Onitsuka Tiger ブランドについて