トップメッセージ

2 02 0 年は「アシックスの年」

カテゴリー基軸の経営管理体制が定着し増益

2019年12月期の連結業績は減収増益となり、為替影響を除くと増収となりました。戦略的なマーケティング投資により広告宣伝費は前期から増加しましたが、これまでに実施した事業構造改革の効果などによって販売費及び一般管理費は減少し、営業利益は5年ぶりの増益となりました。

また、パフォーマンスランニングは為替影響を除くと増収となり、最重要市場である米国でも4年ぶりに増収となりました。2019年より企画・開発からマーケティング、販売までを1名の責任者が統括するカテゴリー基軸の経営管理体制へ移行しましたが、この体制が定着しつつあります。カテゴリー基軸の経営管理体制をさらに深化させていくため、本社と販社の役割を明確化し、更なる発展を目指します。

2020年の通期連結業績予想

2020年12月期の連結業績は、パフォーマンスランニング、オニツカタイガーが牽引し、また、Eコマースビジネスの成長加速により売上高は4,000億円の約6%成長、利益については新型肺炎等の不確定な要素もあり、営業利益は90億円を見込んでいます。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を目前に控え、アシックスは東京2020オリンピック・パラリンピックゴールドパートナー(スポーツ用品)として、オリンピック・パラリンピックのムードを盛り上げる数々の施策を通じ、日本全体で大会を応援する雰囲気を醸成し、大きくブランド認知を高めていきます。

2020年の目標達成に向けた施策を推進

1. パフォーマンスランニングで勝つ

最重要課題である「パフォーマンスランニングで勝つ」の実現に向け、「走行効率」「高反発」「スピード」「クッション」「安定」の機能など、多くのランナーのニーズにあった商品展開を行い、カテゴリーNO.1に向けて攻勢をかけていきます。

2. デジタルを新たな成長ドライバーへ

デジタルサービスを強化し、お客様のスポーツ体験に新たな価値を提供していきます。「Race Roster※」「Runkeeper」を活用したデジタルサービスにより、レースまでのトレーニング計画やランナーの足形や走り方に適したシューズ・ウェアの提案など、お客様へのサービスを充実させていきます。

※Race Roster: 2019年に買収した130万人の登録ランナーを持つ北米で第三 位のレース登録サイト

3. オニツカタイガーの拡大

プレミアムファッションブランドに育てるため、ロンドン、ミラノ、ニューヨーク、ロサンゼルスなどに旗艦店を出店するとともに、ファッションショーの開催や影響力のあるブランド、デザイナーとのコラボレーションなどを通じてオニツカタイガーブランドとしての世界観を伝えていきます。

4. 成長市場の拡大

経済が急速に発展する東南アジア・インド・中東での成長も目指します。各地域でパフォーマンスランニングを軸とし、地域に合った施策を実行することで成長を促進していきます。

サステナビリティを企業経営の根幹に据え、持続的に成長する企業グループへ

サステナビリティを企業経営の根幹に据え、地球環境に配慮した取り組みを積極的に推進します。

地球環境に配慮した取り組み

1. 環境配慮型紙製ショッピングバッグへの切り替え

全世界の直営店を対象に、当社商品の購入時にお渡ししている使い捨てプラスチック製ショッピングバッグの2020年末での全廃を目指し、環境配慮型紙製ショッピングバッグへ順次切り替えを開始しております。

2. 1.5℃目標およびCO2排出ゼロへのコミットメント表明

「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」に、スポーツメーカーとして世界で初めて賛同しております。

オリンピック・パラリンピックの効果を最大限に生かし、2020年を「アシックスの年」にできるよう、全社一丸となって挑戦を続けてまいります。

株主の皆様におかれましては、一層のご理解とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

                                       2020年3月

                              代表取締役会長CEO



                              代表取締役社長COO