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国内初の排出権購入型のサステナビリティ・リンク・ボンドを発行

2021.11.26 PRESS

 株式会社アシックス(代表取締役社長COO:廣田康人、以下「アシックス」)は、サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPT」)の達成状況に応じて排出権を購入する国内初(当社調べ)のスキームを採用するサステナビリティ・リンク・ボンドを12月2日に発行します。発行額は100億円、発行年限は5年として、11月26日に条件決定を行いました。

 日本の一般事業会社で初となるサステナビリティボンドの発行(2019年3月)※1、サステナビリティ・リンク・デリバティブの締結(2021年7月)※2に続く、新しいサステナビリティへの取り組みとなります。

 今回は以下のSPTを設定し、達成できなかった場合、債券発行額の0.1%に相当する排出権(CO2削減価値をクレジット・証書化したもの)を購入します。

SPTの内容

2025年のCDP※3気候変動でリーダーシップレベルを維持(A-以上を維持)


 また、本件は、株式会社格付投資情報センター(代表取締役:山崎宏)から、国際資本市場協会(ICMA)の「サステナビリティ・リンク・ボンド原則(SLBp)」への適合性についてセカンドオピニオンを取得しています。

 当社は、「Anima Sana in Corpore Sano(健全な身体に健全な精神があれかし)」を創業哲学に掲げ、スポーツを通じて世界中のすべての人々の将来世代に続く心身の健康に貢献することを使命としています。そのためには、地球環境も健やかでなければならないと考え、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指すなど、環境と社会に配慮した事業活動を続けています。

 今後も引き続き、事業のあらゆる場面でサステナビリティに配慮した取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に向け、さらなる貢献に努めます。

※1 日本の一般事業会社初 環境配慮と社会課題の解決を目的とした社債 サステナビリティボンドの発行を決定(2019年3月7日付プレスリリース)
https://corp.asics.com/jp/press/article/2019-03-07-1

※2 日本の一般事業会社で初「サステナビリティ・リンク・デリバティブ」を締結(2021年8月6日付プレスリリース)
https://corp.asics.com/jp/press/article/2021-08-06

※3  CDPは、気候変動など環境分野の情報収集などに取り組む国際NPOです。「気候変動」「ウォーター(水)」「フォレスト(森林)」の3つを活動領域とし、それぞれの分野について、質問書に回答した企業に対し、最高位A、A-、B、B-、C、C-、D、D-、の8段階で評価が行われます。気候変動が企業に与える経営リスクの観点から、世界の主要企業の二酸化炭素排出量や気候変動への取り組みに関する情報を、質問書を用いて収集し、集まった回答を分析、評価することで、企業の取組情報を共通の尺度で公開しています。2020年度には世界の515の機関投資家の賛同を得て調査を行うなど、投資家から最も信頼されている評価機関のひとつです。

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