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ランニングに次ぐ新たな健康増進方法の開発に向けて 学校法人立命館と「ファストウォーキング」に関する共同研究を実施

2020.10.29 PRESS



 アシックスは、このたび、アシックスジャパンと包括的連携交流協定を締結している学校法人立命館と、健康増進のための新たな運動方法、トレーニングコンテンツの開発を目指し、「ファストウォーキング(速歩)」の効果・効能、および低酸素環境下における運動効果に関する共同研究を実施することになりました。

 本研究は、立命館大学スポーツ健康科学部の後藤一成教授、アシックススポーツ工学研究所、都市型低酸素環境下トレーニング施設「ASICS Sports Complex TOKYO BAY(アシックス スポーツコンプレックス 東京ベイ)」を運営するアシックス・スポーツコンプレックス株式会社が共同で実施します。 
 「ファストウォーキング」とは、時速5〜7kmを目安にした、普段より速く歩くことを意識したウォーキングを指します。身体への負担が少なく、効果の高い運動方法として、当社がいつまでも長く元気に歩いていただく秘訣をまとめた書籍「究極の歩き方」(講談社現代新書/2019年9月発売)でも推奨しています。 
 今回の研究では、20代から40代の男女50名程度を対象に、通常酸素環境、低酸素環境下での通常歩行、ファストウォーキング、ランニング時におけるエネルギー代謝指標、筋活動量、血液指標などを計測します。ファストウォーキングおよび低酸素環境下での運動を科学的に検証することで、年齢やスポーツ経験の有無などを問わず、多くの方が手軽に実践できるメソッドを構築していきます。

〇立命館大学スポーツ健康科学部の後藤一成教授のコメント
  ウォーキングが健康増進に有効であることは広く認識されていますが、ランニング(ジ
 ョギング)に比較してエネルギー消費量の少ないことが弱点として考えられてきました。
 一方、「ファストウォーキング(速歩)」ではエネルギー消費量が大きく増加し、その値
 は同一速度でのランニングを上回ることがわかってきました。今回はさらに「低酸素」を
 組み合わせることで、「ファストウォーキング」を健康増進に資するランニング以外の手
 段として提案したいと考えています。

 本年9月に首都圏と阪神地区在住の30代から60代の男女を対象に当社が実施したウォーキング意識・実施状況調査では、コロナ禍においてウォーキングやランニングを始める人の増加が見られました。また、75.1%の人々が「健康維持のため」という理由でウォーキングを行っており、57.7%の人々が「身体への負担が少ないから」という理由でランニングではなくウォーキングを選んでいました。本調査の結果からも、身体への負担が少なく、運動効果の高いと言われる「ファストウォーキング」への潜在的なニーズが高いことが推測され、本研究が果たす社会的意義は大きい、との判断から共同研究を実施することになりました。

【調査概要】
調査期間:2020年9月24日~9月25日
調査対象:首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)および阪神地区(大阪、京都、兵庫)在住
     の30代から60代の男女
回答者数:1661名
調査方法:インターネット調査

 当社は「スポーツでつちかった知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」のビジョンのもと、すべての人々が健康で幸せな生活を実現できる製品・サービスの創出に取り組んでいます。今後もお客さまのスポーツ体験に新たな価値を提供し、国内外のスポーツ振興に貢献していきます。


【ご参考】
〇「ファストウォーキング」スペシャルサイト
  「ファストウォーキング」の理解促進をはかり、実践者を増やしていくため、取り組み
 方や歩き方などをわかりやすくまとめています。
        https://walking.asics.com/jp/ja-jp/mk/fastwalking/index.html

〇プレスリリース
 学校法人立命館と低酸素環境下トレーニングに関する共同研究を実施
 (2019年9月2日付)
          https://corp.asics.com/jp/press/article/2019-09-02


 いつまでも元気に歩くための指南書「究極の歩き方」を出版
 (2019年9月17日付)
          https://corp.asics.com/jp/press/article/2019-09-17-3


 「ASICS Sports Complex TOKYO BAY」オープン
 (2019年10月9日付)
          https://corp.asics.com/jp/press/article/2019-10-09

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