暑熱対策におすすめ! ファンを搭載し新鮮な空気を衣服内に送り込む 「AIR CONDITION WEAR」を発売

2020.07.03 PRESS


 アシックスは、小型のファンを搭載し新鮮な空気を衣服内に送り込むなど、優れたクーリング機能を持たせたスポーツウエア「AIR CONDITION WEAR(エアーコンディションウエア)※」を、7月3日からアシックス原宿フラッグシップ、アシックスオンラインストアで発売します。

 メーカー希望小売価格は、27,000円+税です。

 今回発売する商品は、当社のスポーツに関する知見を生かして株式会社セフト研究所とともに新たに開発したもので、スポーツ中のインターバルやスポーツ観戦におすすめです。腰部に2基の小型ファンを搭載したのが特徴で、外気を衣服内に取り込み、首元や袖口から排出する設計としています。乾電池式BOXで作動し、ファンの風量は強・弱の二通りで調整することが可能です。

 空気流通経路を形成することで汗を気化させるとともに、湿った温かい空気を効率よく逃がす仕組みで、外気温と同等まで上昇するといわれる衣服内温度と湿度を下げることが期待できます。

 また、熱を感知する神経が集中する手を冷やすことで体全体が冷たく感じる「ハンドクーリング理論」を応用した機能構造を組み入れています。前身ごろの両サイドにスリットを施しており、手を差し入れることで衣服内に流れる新鮮な空気に触れ、涼感を得ることができます。スリットの内部は、手の水分が速やかにぬぐえるパイル生地を採用しています。

 カラーは、ブラックとホワイトの2タイプを用意しました。裾や衿を開けて衣服内の空気を放出することで衣服内が膨らみにくく、手や首元の涼しさがアップし、スタイリッシュに着こなすことができます。

※本商品は、株式会社セフト研究所・株式会社空調服の技術を使用しています。


〇アシックススポーツ工学研究所による実証試験

 アシックススポーツ工学研究所は、姫路獨協大学医療保健学部の大谷秀憲教授の監修により、テニス選手による実証実験を実施しました。真夏の環境を想定し、人工気象室内を室温33℃、相対湿度65%に設定して、2回の運動テスト(合計60分)を行いました。その間の休憩5分間(前インターバル)と、運動後の回復10分間(後インターバル)に、それぞれ「AIR CONDITION WEAR」を着用し、効果を検証しました。

 その結果、本商品を着用して休憩および回復したときのほうが、Tシャツと比べて、1℃から1.5℃の平均皮膚温の上昇が抑えられていました。また、心拍数は、運動後の回復において、Tシャツよりも低く抑えられており、さらに、温熱感の抑制と快適感の向上がそれぞれ認められました。

 これらの結果は、本商品をインターバルに着用することで、効果的な身体への冷却作用が期待でき、その後の運動をより快適に行いやすくできることを示すものです。また、夏の暑熱対策として、体調管理にも役立つため、夏場の競技観戦などにもおすすめできるアイテムです。


図1:Tシャツと「AIR CONDITION WEAR」着用による平均皮膚温の変化

休憩5分間における条件間の統計的有意差(P<0.05)

回復10分間における条件間の統計的有意差(P<0.05)

・運動習慣のある健康な成人男性6名

 


図2:「AIR CONDITION WEAR」着用におけるファン電源OFF(左図)と

ON(右図)のウエア表面温度分布

・白色枠線内において、生地表面温度の違いが確認される

・人工気象室内での室温33℃、相対湿度65%に設定しサーマルマネキンに着用

・左わき腹の青色部分は、電源バッテリーによる影響

〇「ハンドクーリング理論」に基づく構造について

 動静脈吻合という手の平の血管が、ラジエーターのような機能を持つことを利用したものです。体温が高くなってくると、大量の血液を送り込み、熱を放出させ冷えた血液が体内に戻る仕組みです。

※株式会社セフト研究所と共同特許出願中

〇商品概要

品 名 AIR CONDITION WEAR
品 番 2033B042
価 格 27,000円+税
カラー パフォーマンスブラック、ブリリアントホワイト
サイズ S、M、L、XL、2XL(アシックスオリジナルサイズ)
素 材 ポリエステル100%
生産国 中国


〇商品紹介ページ

https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/training/airconditionwear


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