History

アシックスの歴史

1940s

1949
鬼塚喜八郎、鬼塚株式会社を設立

1945年戦争から復員した後、1949年に神戸市に鬼塚商会を創業。同年改組し、資本金30万円、社員2名で「鬼塚株式会社」を設立。


後にアシックスの社名の由来となった「もし神に祈るならば、健全な身体に健全な精神があれかしと祈るべきだ("Anima Sana in Corpore Sano")」という帝政ローマ時代の風刺作家ユベナリスの言葉は、鬼塚喜八郎の戦友で当時、兵庫県教育委員会保健体育課長の堀公平氏が、事業について相談を受けたときに例えに出した箴言。この言葉に鬼塚喜八郎は感銘を受け、スポーツによる健全な青少年の育成を目的に、本格的にスポーツシューズを作る動機付けとなった。

1949
寺西光治が(株)寺西源三商店の代表取締役に就任

1949年に寺西光治が株式会社ジィティオの前身である「株式会社寺西源三商店」の代表取締役に就任。「株式会社寺西源三商店」は1948年、大阪府八尾市に設立した。1895年に株式会社ジィティオの創業の祖である寺西治三郎が、地域住民の家庭副業としてハンモックなど手梳製網を奨励し、販売を開始。ハンモックやスポーツ用ネットに始まり、登山用品やフィッシングウエア及びスキーウエアなどの事業を展開した。

1950s

1950
第一号「バスケットボールシューズ」発売

鬼塚株式会社の最初の競技用スポーツシューズは、「バスケットボールシューズ」からスタートした。 当時のスポーツシューズ製造において、最も難しいと言われていたバスケットボールシューズを手掛けたのは「最初に高いハードルを超えられれば、その後のハードルもどんどん超えられる!」という鬼塚喜八郎の考えから。 当時のバスケット強豪有力校に鬼塚は試作品を何度も持参して、数度のテストや改良を重ね、1950年春に商品を発売した。

1951
「吸着盤型バスケットボールシューズ」発売

1950年に発売されたバスケットボールシューズ。その後も競技に必要なストップ、ターン、ダッシュを可能にするために改良を重ねた。鬼塚喜八郎が、夕飯にタコの酢の物を見て思いついたというエピソードが残るシューズが「吸着盤型バスケットボールシューズ」。


ソール全体をタコの吸盤のように凹みを深くすることでストップ性とスタート性を高めたが、ストップ性が良すぎる問題が発生したことから、当時のバスケットボール強豪有力校で検証テストを行い、改良を加えた。

1952
臼井一馬が臼井メリヤス製作所を設立

ジェレンク株式会社の前身である「臼井メリヤス製作所」を臼井一馬が1952年福井県武生市(現越前市)に設立。スポーツウエアおよび野球ストッキングの製造を開始し、東京・大阪の運動具卸店を中心に「ケーユーユニオン」のブランドで販売した。野球用ストッキングで全国の60%のシェアを誇る高い技術力を活かして、国際的なスポーツウエアメーカーとして発展を遂げた。

1953
マラソンシューズ発売

当時、日本の運動会では座敷足袋をベースにした運動用足袋が使用されており、オニツカも座敷足袋をベースに底にラバーを貼付け、アッパーには耐久性のある素材を使用し吊りバンド構造を採用するなど、マラソンに必要な機能を備えた 「マラソンタビ」を発売した。 同年マラソン・駅伝専用シューズ「タイガー印 マラップシューズ」を発売。スピードと持久力を必要とするマラソン走法に適したシューズであった。アッパーは綿の3倍の強度と足蒸れを防ぐビニロン材を使用し、踵部にはスポンジを使い、長距離の疲労軽減するように工夫した。その後、1958年に発売した「本革レース用マラップ」はソールにラバースポンジを採用し、更に屈曲性、軽量性、衝撃緩衝性を飛躍的に向上させた。マラップは「マラソンアップシューズ」の意味。マラップシリーズはこれ以降、1981年の直系シリーズ「ソーティ」発売まで、様々な先進的な素材を採用する。

1954
ナイロン製シューズ発売

耐久性、耐水性、軽量な「ナイロン材」をシューズに初めて採用した。ナイロン材はアフターブーツから始まり、1955年のゴルフ、登山、バスケットなど様々な分野のシューズに積極的に採用した。

1955
第一号「レスリングシューズ」発売

アッパーにナイロン材 を使用した「今までにないシューズ」を発売。ハトメ金具も表側に出さない裏ハトメ構造を採用し、競技中の怪我を防ぐ工夫や、通気性を考え、爪先部分の穴も大きな特徴となっている。また、ソールのロール意匠はスリップ防止効果の高い密着性に優れ、耐久性も備えた現在のレスリングシューズの原型となっている。以後、レスリングシューズはアシックスを代表する競技シューズとして、世界中で数々の実績を残している。

1956
ラバースポンジ採用シューズ発売

ソールが水を吸収せず、弾力性を保つ合成ゴムスポンジ「ラバースポンジ」を初めて採用したシューズ。それまでのラバーソールと比べ、飛躍的に軽く、衝撃緩衝性が向上された。スプリントに適し、跳躍筋を守るトレーニングシューズとして、アッパーの足沿いを考え、ベロ裏にはスポンジ材を追加し、上質皮革を全面に使用している。その後ラバースポンジは軽量でクッション性や耐久性の高い素材のため、マラップにも使用し、現在のスポーツシューズにもスタンダード素材として多く使用している。日本代表選手にも提供された。

1960s

1960
マラソンシューズ「マジックランナー」発売

当時マラソン大会では足にマメができるのは当然、という既成概念を打破すべく「マメの出来ないシューズ」の開発に挑戦した。


マメのできる原因は足と地面との衝撃による熱が主なため、自動車の水冷式エンジンにヒントを得て、靴底に水を入れたシューズで試験走行したが、靴重量と足がふやけて失敗。次にバイクの空冷式エンジンに着目し、靴のなかの空気を循環させる「エアーベントシステム」を取り入れ具現化したシューズ「マジックランナー」を制作。靴の爪先とサイドに穴を開け、「ふいご原理」で着地時に熱を排出することが可能となり、マメの発生を最小限に抑えることに成功した。空気の吸排気をスムーズに行うため、ソールの土踏まずの部分が大きく反った抉りが特徴。


君原健二選手(1968年国際大会のマラソンで銀メダルを獲得)が愛用したのも「マジックランナー」であり、マラソンランナーから長く愛されるロングラン商品となった。

1964
世界進出のため、競技用シューズを幅広く展開

マラソン、レスリング等の他に体操シューズ、サッカースパイク、フェンシングシューズ、バレーボールなど多くのカテゴリーの競技用スポーツシューズを開発し、多くのアスリートが活躍した。また、オニツカのマラソンシューズを着用し、イギリスのベイジル・ヒートリー(1964年の国際大会マラソンで銀メダル)、日本の円谷幸吉(1964年の国際大会マラソンで銅メダル)が活躍した。

1964
6人制対応バレーボールシューズ「ローテーション6」発売

オニツカは 1958年より「国際6人制バレーボールルール」に適したバレーボールシューズを発売。6人制はローテーションによってポジションが変わる全員攻撃のプレースタイルのため、「ローテーション6」と命名。踵にスポンジを装着し、衝撃緩衝とジャンプ力を助長させ、長時間プレーでも疲れにくい構造となっている。また、9人制にも対応できる「ローテーション9」も同時に発売。

1966
クラリーノ製シューズ発売

「人工皮革クラリーノ」を初めてスポーツシューズに採用した。クラリーノは耐水性に優れているが、素材の硬さからスポーツシューズへの採用が難しかった。しかし改良し、マラソンシューズ、トレーニングシューズ、ゴルフシューズなど多くのカテゴリーに採用した。

1966
メキシコライン発表

「メキシコライン」を商品に採用。オニツカはオリンピックごとに新たなデザインを発表してきたが、社内公募を経て、1966年に「メキシコライン」(現アシックスストライプ)が開発された。後にオニツカタイガー、アシックスタイガー、アシックスのシューズを象徴するデザインとなる。

1966
陸上スパイク「ランスパーク」シリーズ発売

はじめに1964年「ピン固定式陸上スパイクシューズ」を一部の選手に提供し、1966年、ランスパークシリーズを発売。 中でも日本で初めてピン取り替え式の「ランスパークDS-SP」は画期的だった。 当時は土のトラックで競技が行われていたこと、天候によってトラックのコンディションが変わるため、選手が固定ピンをヤスリで研いだり、削っていた。3種類の長さのピンに取り替えが可能な「ランスパークDS-SP」の取り替えピンは天候に影響されず、長距離、短距離、跳躍、投てきなどの他の陸上競技にも使用可能な画期的なアイデアだった。

1967
ナイロンツイル3層材仕様、マラソンシューズを発売

1954年よりスポーツシューズのアッパーにナイロン材を使用してきたが、ラバーにナイロンを貼り合わせたり、裏にキャンバス布を貼り付けたものだった。1960年後半はまだメッシュ素材がなかったため、ウレタンフォームを使って世界で初めてのナイロンツイル3層材「NYLON TWILL + FOAM + TRICOT」を開発した。通気性もよくフィット感も優れていた。

1969
トレーニングシューズ「コルテッツ」米国で発売

米国市場向けの専用トレーニングシューズ。 米国では、更にクッション性のよいシューズが求められていたため、米国市場向けにトレーニングシューズ「CORTEZ」(後の「TIGER CORSAIR」)を開発した。従来のトレーニングシューズのミッドソールは「外底+ヒールウェッジ」の2層構造だったが、更にクッション性を増すため「サンドスポンジ」を加えた、「3層構造」が大きな特徴となっている。

1970s

1971
メッシュ・アッパーのバレーボールシューズ発売

従来バレーボールシューズのアッパーはキャンバス地だったが、初めて「メッシュ素材」を採用することで、通気性を向上させた「ローテーション72」を発売。それを着用した日本選手が大活躍した。

1972
ダイレクトインジェクション製法によるサッカースパイク発売

「ダイレクトインジェクション製法」によるインジェクターシリーズの第一号シューズ。

硬い土のグラウンド用に開発している。インジェクターの名前は、当時最新のシューズ製造技術を駆使してつくったスパイクであることを象徴している。この後、他のサッカースパイクや野球スパイクなどにも採用した。

1972
スキージャンプ専用シューズを発表

はじめて「スキージャンプシューズ」を発表。それを着用した日本選手が大活躍した。

1973
野球スパイク「ゲーリック」シリーズ発売

はじめて「野球スパイク」を発売した。特筆すべきは、野球スパイクで初めて樹脂底を採用し、金具の取り替えも可能にしたこと。

1974
EVAのマラソンシューズ発売

「OHBORI 」は、海外市場向け商品でオニツカが初めてミッドソールに「EVA」を採用したマラソンシューズ。「EVA」は従来のラバースポンジに比べ、軽く、衝撃緩衝性に優れ、以降世界の多くのスポーツシューズに採用された。「OHBORI」の名前は、福岡の大濠公園から由来している。

1974
陸上競技ブランド「パウ」「タイガーパウ」発表

1974年に陸上競技用ウエア「パウ」を発売。また同年、全天候型専用スパイク「タイガーパウ」シリーズを発売し、トータル展開を図る。尚「パウ」の名前の由来は"虎の爪"

1974
野球スパイク「リトルホーマーS」発売

「少年野球用のシューズ」を発売。硬いグラウンドに適したラバーのマルチスタッドが特徴。

1975
オニツカタイガーGmbHを設立

オニツカ株式会社が欧州の拠点として、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)デュセルドルフに現地法人として「オニツカタイガーGmbH」を設立。

1976
ラッセ・ビレンが活躍

ラッセ・ビレン(1976年の国際大会の陸上5000m、10000mで金メダル)が当社陸上スパイクを着用し、活躍。

1977
「株式会社アシックス」誕生

オニツカ株式会社、株式会社ジィティオ、ジェレンク株式会社の3社が対等合併し、総合スポーツ用品メーカー「株式会社アシックス」が誕生。アシックスの社名の由来は古代ローマの風刺作家ユベナリスの「Anima Sana In Corpore Sano」という言葉の頭文字から。意味は「(もし神に祈るならば)健全な身体に健全な精神があれかしと祈る(べきだ)」。この言葉自体が創業哲学であり社名にその想いが込められている。企業スローガンとして「スポーツは世界のことば」を設定。また「ASICS」「ASICS TIGER」ブランドを発表するとともにプロモーショナルマークを制定した。

1977
ランニングシューズ発売

1970年代後半にエアロビクスのアクティビティの1つ「ジョギング」がブームとなり、「ランニングシューズ」を発売。第一号はロード用「モントリオールⅡ」とクロスカントリー用「エンデュロー」。従来のトレーニングシューズから分化した「ランニングシューズ」市場に参入した。後に北米市場でパフォーマンスランニングブランドとしての地位を確立する原点となった。

1978
バレーボールブランド 「ローテ」発表

バレーボール専用ウェア「ローテ」を発表。バレーボールシューズとのトータル展開を図った。

1979
野球ブランド 「ローリングス」発売

「ローリングス」の野球用品を発売。

1980s

1980
グローバルランニングシューズ「スカイセンサー/エクスカリバー」発売

バイオメカニクスを製品作りに応用したランニングシューズとして発売。当時の最軽量モデルとして、ランニングシューズにはじめて「EVAミッドソール」を採用するなど、最先端機能が盛り込まれた。

1981
アシックスタイガーコーポレーションを設立

アシックススポーツ オブ アメリカ Incを改称し、アメリカ合衆国のカリフォルニア州アーバインに「アシックスタイガーコーポレーション」設立。

1981
レース専用マラソンシューズ発売

マラップの遺伝子を継承する「ソーティ」シリーズ第一号シューズ。レース専用として、スピードマラソンに適した「ラスト(足型)」を採用している。ミッドソールには軽量素材「EVA」を使用し、ミッドソール内部に10数個の穴(フレックスホール)をあけ、軽量化と屈曲性の向上を図っている。底はグリップ性を高めるため、可変弾性する吸盤型意匠を採用した。「ソーティー」のネーミングは革新的なマラソンシューズへの挑戦との意味合いから「出撃(SORTIE ソーティ)」と名付けた。「ソーティ」シリーズは現在のアシックスのマラソンシューズを代表する商品シリーズである。

1981
軽量バスケットシューズ「ファブレスーパーライト」発売

バスケットボールシューズのミッドソールに初めて軽量素材「EVA」を採用し、大胆な軽量化を図った画期的なモデル。軽さを求める選手に好評を博した。

1982
バスケットボールシューズ「ファブレジャパン」シリーズ発売

日本のトップ選手の足型を計測して開発された専用ラストを使用し、今までにないフィット感を実現したバスケットボールシューズ。ソール意匠は床面でグリップ力を発揮するパターンが特長。

1982
オーバープロネーター向けランニングシューズ発売

オーバープロネーションを防ぐ構造として、スタビライザーピラーを搭載したランニングシューズを発売。日本では「スカイセンサーGT」、海外では「X-CALIBER GT」の名前で発売した。紐締め効果を高める構造や衝撃緩衝と屈曲性を高めるエアフレックスホールを採用するなど、今日のランニングシューズの基礎設計となった商品。

1983
ウォーキングシューズ 「ペダラ」発売

「歩き」による健康づくりを目的にウォーキングシューズを発売。その特徴はスポーツシューズの履き心地を合わせもった革靴。発売当初はカジュアル・スタイルの「ペダラ」のみだったが、後にドレススタイルの「ワラッジ」、スポーツスタイルの「サルティス」を加え、多様な服装に合わせたウォーキングシューズを発表した。

1984
スプリングミッドソール構造採用ランニングシューズ発売

フラットソールが一般的だったランニングシューズから「ストライド走法」を目的として、ソール中央部を湾曲状に抉った「スプリングミッドソール」構造を採用した「ターサーSPS」を発売。また「成型EVA」ミッドソールをランニングシューズに初めて採用した。ターサーシリーズは1983年から発売。「ターサー」のネーミングは「疾風のごとく走る”虎”になれ!」のコンセプトから。「TIGER タイガー」と「RACER レーサー」を組み合わせて作られた造語。

1985
神戸ポートアイランドに新本社ビル竣工

兵庫県神戸市の神戸ポートアイランドに新本社ビルを7月10 日に竣工、移転。新社屋は地下1階地上8階、ドーム付き。コの字型建物に囲まれたアトリウムはエルゴノミクス空間を実現している。本社ビルは最先端のOAシステムを導入したインテリジェントビルとして、ニューメディア対応のITによる急速な時代の進化を予測した設備を備えていた。各スポーツ協会の国際会議やさまざまなイベントでも活用され、ファッション都市・神戸のイメージアップに貢献している。

1985
最軽量マラソンシューズ発売

片足重量100g±5g(25.5cm)の当時世界一の超軽量マラソンシューズ。アッパーは新素材のナイロンリップタフタを使用し、ソールにはR.B.デュライトを使用したトップランナー専用のマラソンシューズ。

1986
アシックスタイガーオセアニアPTY.LTD.を設立

オーストラリアのシドニーに現地法人として、「アシックスタイガーオセアニアPTY.LTD.」を設立。

1986
GEL搭載ランニングシューズ発売

足を衝撃から守るシリコーン製緩衝材「αGEL(アルファゲル)」を世界で初めてシューズに搭載した。「GT-Ⅱ」と「フリークスα」のランニングシューズ2機種に採用。以降、GELはアシックスの代表的な機能素材として、進化を続けている。

1987
CIリニューアル、新企業スローガン設定

アシックス誕生10周年を迎えCIをリニューアル。スローガンもこれまでの「スポーツは世界のことば」から「未来をみつめる健康テクノ」に変更。同時に「asics」ロゴの書体も太字から細字に変更しイメージチェンジを行う。

1988
ロザ・モタが活躍

ロザ・モタ(1988年の国際大会女子マラソンで金メダル)が当社マラソンシューズを着用し、様々な大会で活躍。

1989
DUOSOLE搭載マラソンシューズ発売

「デュオソール」は人工スエードの生地に2段のウレタン樹脂意匠を自由に配列したソール部品。特徴は、軽くて屈曲性に優れ、路面に対してグリップ性を発揮。デュオソールを世界で初めて搭載した「マラソンソーティEX」を発売。

1990s

1990
アシックススポーツ工学研究所 竣工

神戸市にスポーツギアの研究開発を目的にした「アシックススポーツ工学研究所」を竣工。科学的にスポーツをより広く、より深く研究することを目的に誕生。3種類の路面を持つ全天候型陸上競技用トラック、2種類のテニスコート、プール、実験用体育館、温度と湿度を自由に調節できる環境実験室、多目的実験室、コンピュータネットワークシステム、商品実験室、スポーツ医学研究室、トレーニングルームを備える。

1992
三原聖治が社長に、鬼塚喜八郎が会長に就任

第37期定期株主総会で 代表取締役社長に三原聖治が就任し、代表取締役会長に鬼塚喜八郎が着任。新体制のスタートを切った。

1992
新プロモーショナルマーク発表

ASICSのイニシャル「a」をモチーフに限りないスピードとスポーツのダイナミズムを表現。スパイラルの構造はアシックスのコアコンピタンスを軸に関連ビジネスが回転する様を意味している。

1992
サッカーシューズ「インジェクター2002」発売

国内生産のダイレクトインジェクション製法による代表商品として「インジェクター2002」(1992年)、「インジェクタールーゴ」(1991年)、「インジェクタークレーマ」(1989年)を発売。ロングセラー商品として愛された。

1992
スピードに対応したバスケットシューズ発売

スピードを重視するプレイヤーに向けて、ランニングの軽量性と高い衝撃緩衝性をコンセプトに開発されたバスケットボールシューズ「GEL-SPOTLYTE」を発売。軽量化のため、踵のラバーカップソールを取り除くなど、バスケットボールシューズの既成概念を覆す大胆な発想とユニークなデザインが特徴。

1992
有森裕子が活躍

有森裕子(1992年の国際大会女子マラソンで銀メダル)が当社マラソンシューズを着用し、様々な大会で活躍。

1993
野球用「ペンタクロウ(5本歯金具)」搭載スパイクシューズ発売

従来、前部後部ともに3本が主流だったスパイクシューズの靴底前部に新たに開発された「ペンタクロウ」(5本歯)を採用したスパイクを発売。現在の多本歯金具の先駆けとなる。以後、「スパイダークロウ」(8本歯)「ディグサスクロウ」などを発表。

1993
パフォーマンスランニングシューズ「GEL-KAYANO TRAINER」発売

「GEL-KAYANO」シリーズの第一号モデルを発売。長距離をゆっくり快適に走るオーバープロネーターランナーに向けて、コンフォートやプロテクションを追求して開発したランニングシューズ。発売時から続くロングセラーのシリーズ商品である。「KAYANO」の名前の由来はフットウエア開発者の榧野氏から。

1993
パフォーマンスランニングシューズ「GT-2000」発売

「GT-2000」シリーズの第一号モデルを発売。長距離をゆっくり快適に走るオーバープロネーターランナーに向けて、コンフォートやプロテクションを追求して開発したランニングシューズ。「GEL-KAYANO」シリーズとの違いはスピード設計。そのため軽量化された。「GEL-KAYANO」シリーズと同様、発売時から続くロングセラーのシリーズ商品である。

1994
欧州販売統括会社アシックスヨーロッパB.V.を設立

数多く進出していた欧州の拠点としてオランダ王国のアムステルダムに統括会社となるアシックスヨーロッパB.V.を設立。

1994
ヨハン・オラフ・コスが活躍

ノルウェーのヨハン・オラフ・コス(1994年の国際大会スピードスケート1500m、5000m、10000mで金メダル)が当社製スピードスケート用スーツを着用し、大活躍した。

1996
高橋義行が社長に就任

新社長に高橋義行・代表取締役副社長が就任。「外向き」「上向き」「前向き」で再建へ向けスタート。

1997
次世代の陸上スパイク「CYBERZERO」発売

「パワーロスゼロ」をコンセプトに開発されたスプリントスパイク。シューレースレスで、シューズを足に固定する「3点支持ベルト」が大きな特徴。ソールは、ねじれ変形を抑える高剛性ワンピースプレートと、中足部から踵部まで包み込む大型の樹脂カウンター、アッパーは踏みつけの横ブレを防ぐため「ケブラー綾織繊維(炭素繊維)」を採用するなど、最先端技術を有する革新的なスプリントスパイク。

1997
バスケットボールシューズ「ゲルバースト」シリーズ発売

部活動の選手を対象に通気性にこだわったバスケットボールシューズ。アッパー本体にラッセルメッシュ、ソールにはアウターソールとミッドソールを貫通する通気孔を設けた「マジックベンチレーションシステム」を搭載した。その後、軽量化が加わり、軽さと通気性の機能が中高生の間で人気となり、2016年には誕生20周年を迎え「GELBURST 20th」を発売。商品名の「BURST」とは、「はじける汗」の意味。

1997
キッズシューズ「スクスク」発売

「足の成長を守る靴」をコンセプトにして生まれたキッズ用シューズ。子供の足型や歩き方を「スポーツ工学研究所」で調査し、「スクスク育って欲しい」と願いをこめて「SUKU 2(スクスク)」と名付けた。

1999
SpEVAをミッドソールに搭載したランニングシューズ発売

従来のEVAより反発性を約20%高め、衝撃緩衝性を向上した新素材「SpEVA(スピーバ)」を発表。ランニングシューズ「ターサースピーバCF」を中心に多くのカテゴリーに展開した。特徴は「ゴム鞠」のような構造と特殊成分が、着地時の衝撃を緩和し、吸収したエネルギーを反発力に変換。反発力が推進力へと変わりスピードを高める素材。

1999
パフォーマンスランニングシューズ「GEL-NIMBUS」発売

パフォーマンスランニングシューズ商品体系の拡大を目的に、ニュートラルからサピネーターランナーに向けて「GEL-NIMBUS」を発売。「GEL-KAYANO」シリーズや「GT-2000」シリーズと大きく異なる特徴は、オーバープロネーションを防止する機能を省き、クッション性を高めた厚底ミッドソールと幅広のソール。アシックスの主力商品の一つとして、発売時から続くロングセラーのシリーズ商品の一つである。NIMBUSの名前は軽くて、柔らかさを想起させる「入道雲」に由来する。

2000s

2000
高橋尚子が活躍

高橋尚子(2000年の国際大会女子マラソンで金メダル)が「マラソン ソーティJAPAN」を着用し、様々な大会で活躍した。

2001
和田清美が社長に就任

代表取締役社長に和田清美が就任。「改革と変化」をキーワードに改革路線のスピードアップを打ち出す。新企業スローガン「スポーツは世界のことば」を設定。

2001
「IGS」ランニングシューズ「GEL-KAYANO VII」発売

IGSを採用した「GEL-KAYANO VII」を発売。「IGS」はスポーツシューズの緩衝性、安定性、屈曲性、通気性、軽量性、グリップ性、耐久性、フィット性などのパフォーマンスを発揮するために必要な諸機能をアシックススポーツ工学研究所が科学的な動作分析から検証し、最適にシューズに配置する設計思想。「IGS」の基準は、スポーツ工学研究所で機能が実証され、前のシューズより機能的と認められた場合、「IGS」ロゴの使用が認められた。

2002
オニツカタイガー復刻

「MEXICO66」「ULTIMATE81」「NIPPON60」など、オニツカタイガー・ブランドとして本格スタート。スポーツスタイル市場へのグローバル展開をスタート。シューズに続いて「オニツカタイガー」ブランドのアパレル・アクセサリーを本格的にトータル展開した。

2003
世界初の直営店「オニツカタイガー東京」オープン

旗艦店第1号となる直営店舗「オニツカタイガー東京」をオープン。その後、パリ、ロンドン、ベルリン、アムステルダムなど順次オープン。

2004
ステファノ・バルディーニ 野口みずきが活躍

イタリアのステファノ・バルディーニ(2004年の国際大会男子マラソンで金メダル)、日本の野口みずき(2004年の国際大会女子マラソンで金メダル)が、当社マラソンシューズを着用し、様々な大会で活躍した。

2006
Solyteをミッドソールに搭載したランニングシューズ発売

従来のEVAの約半分の軽さに加え、衝撃緩衝性を約20%アップさせた新素材「Solyte(ソライト)」を発表。ランニングシューズ「GEL-KAYANO XII」を中心に多くのカテゴリーに展開した。「車のバンパー」にも採用されている衝撃緩衝性に優れる強靭な樹脂を高発泡化させ、大幅な軽量化を実現。

2006
次世代ランニングシューズ「GEL-KINSEI」発売

およそ3年の開発期間をかけて、次世代ランニングシューズを開発。ランニングにおける衝撃緩衝性と安定性は相反するが、それらを高次元で実現した「新規構造ソール」が最大の特徴である。また軽量化のため、ミッドソールにはEVAより軽い素材「Solyte」を採用。

2007
世界初のアシックスブランドの「アシックスストア東京」オープン

ランニング専門店となる「アシックスストア東京」をオープン。ランナーの足型や走り方の特徴に合ったシューズ選びをサポートするサービスを導入した。

この後2008年ロンドン、2009年ニューヨークなど、海外へも出店を拡大した。

2007
アシックス・ブランド・マーク リニューアル 新企業スローガン「sound mind, sound body」設定

中期経営計画「アシックスチャレンジプラン」の一環としてアシックス・ブランド・マークをリニューアル。

「スポーツは世界のことば」から新たなスローガン「sound mind, sound body」に変更。

2008
新社長に尾山基、和田清美が会長に就任

代表取締役社長に尾山基が就任、代表取締役会長に和田清美が就任。

2008
オニツカタイガー「NIPPON MADE」 シリーズ発売

「オニツカタイガー」ブランドで、細部にまで日本製にこだわった「NIPPON MADE」シリーズを発表。日本製の皮革を使用し、アッパーやソールも高級感のある加工を施した「KEIRIN NIPPON(ケイリンニッポン)」「ULTIMATE TRAINER(アルティメイトトレーナー)」の2品番を発売。

2010s

2010
ホグロフスを子会社化

グループ子会社。アウトドア用品事業を営む HAGLÖFS HOLDING AB(ホグロフス社)の全株式を取得し、連結子会社化

2012
吉田沙保里が活躍

吉田沙保里(2004年、2008年、2012年の国際大会女子レスリングで金メダル)が当社レスリングシューズ、シングレットを着用し様々な大会で活躍。

2012
オニツカタイガー旗艦店「オニツカタイガー表参道」オープン

「オニツカタイガー」ブランド復活10周年を記念し、旗艦店「オニツカタイガー表参道」を東京・渋谷区にオープン。店舗面積はオニツカタイガーの直営店の中でも世界最大。

2012
アシックスブランドのベースボール事業開始

2013年シーズンに向けた新商品からベースボール用品をすべて「アシックス」ブランドで展開するとともに、2013年「アシックス」ブランドの野球用品の最上級シリーズを発売。

2013
ラグビー南アフリカ共和国代表チーム「SPRINGBOKS(スプリングボクス)」ラグビーオーストラリア代表チーム「Wallabies(ワラビーズ)」のウェアの契約

南アフリカ共和国ラグビー協会(South Africa Rugby Union 略称=SARU)とオフィシャルサプライヤー契約。代表チーム「SPRINGBOKS(スプリングボクス)」をはじめ男女7人制代表チーム、各世代の代表チームなどへウエアを中心とした当社製品全般を提供。またオーストラリアラグビー協会(Australian Rugby Union 略称=ARU)ともオフィシャルスポンサー契約。代表チームの「WALABEES(ワラビーズ)」や男女7人制代表チーム、Under-20s(20歳以下)の代表チームなどへの公式試合や公式練習などで着用するウェアやシューズを提供。

2015
ランニングシューズ「MetaRun」発売

3年をかけて高次元のテクノロジーを搭載した当社、史上最も革新的なランニングシューズと位置付けた「MetaRun」を発表。アシックススポーツ工学研究所が中心となり、「最高のランニングシューズを作り出す」というミッションのもと、5つの新テクノロジー(内4つは特許)を搭載。長距離を快適に走るために重要となる軽量性、安定性、フィット性、クッション性という4つの機能すべてを最大限に発揮することを追求した。

2015
アシックスタイガーブランド復刻

スポーツライフスタイル市場の拡大に合わせて「アシックスタイガー」ブランドを復刻し、本格展開した。

2016
「CONNECT」をコンセプトにした各競技用シューズ「FLAME(フレーム)シリーズ」を発売。

「コネクト」コンセプトに、陸上、テニス、ラグビー、ホッケー、バレーボール、レスリングの6つの競技用シューズで同じデザインを施した「FLAME(フレーム)シリーズ」計19タイプを発売した。コンセプトの「コネクト」は「世界をつなぐ、人々をつなぐ」「心と体をつなぐ、過去と未来をつなぐ」と様々な意味が込められる。「つなぐ」という言葉や動作、振る舞いを連想させるイメージをグラフィック化し、アッパー(甲被)全体に取りいれた。

2016
Fitness Keeper, Inc. を子会社化

グローバルにフィットネス・トラッキング・アプリ「Runkeeper(ランキーパー)」を運用する 米国Fitness Keeper, Inc.(以下「Fitness Keeper社」)を子会社化。

2016
「fuzeGEL」搭載ランニングシューズ発売

ランニングやトレーニングをライフスタイルに取り入れ楽しむファンランナーに向け、機能とデザインを融合させたランニングシューズ「fuzeX」を発売。衝撃緩衝性に優れ、軽さ、反発性を兼ね備えて進化したGELスポンジ材「fuzeGEL」を搭載。

2016
「FlyteFoam」搭載ランニングシューズ発売

アシックス史上最軽量のミッドソール素材「FlyteFoam」を搭載したランニングシューズを発売。「FlyteFoam」は当社従来のミッドソール素材「EVA」よりも約55%の軽量化と優れた耐久性やクッション性を持つ。これにより、優れたクッション性を持ちながら軽量化することで、スピードランニングに適している。

2016
アシックスタイガー旗艦店「アシックスタイガーストア」オープン

世界初となるアシックスタイガーの旗艦店「アシックスタイガー心斎橋」オープン。その後、韓国に「アシックスタイガー カロスキル」、米国に「アシックスタイガーラファイエットソーホー」をオープン。

2016
アシックスタイガーブランドのロゴリニューアル

1977年の「アシックス」創設当時のロゴ「ASICS」に「TIGER」の文字を加え、「ASICS」のロゴと同様のタイポグラフィーで制作。スポーツブランドがもつ普遍的な躍動感と、アクティブなライフスタイルシーンを彩る力強さを表現。

2017
オニツカタイガー「NIPPON MADE」専門店オープン

「オニツカタイガー」ブランドで、世界初となる「NIPPON MADE」シリーズの専門店「オニツカタイガー表参道 NIPPON MADE」を東京にオープン。

2017
アシックス旗艦店「アシックスフラッグシップ」オープン

ロンドンにアシックス最大の旗艦店「アシックスリージェントストリートフラッグシップ」オープン。「アシックス」「アシックスタイガー」「オニツカタイガー」「ホグロフス」という当社が有する4ブランドすべての商品を総合的に取り扱う初めての直営店。その後、東京に日本最大規模の旗艦店「アシックス原宿フラッグシップ」、ニューヨークに米国初の旗艦店「アシックスフィフスアヴェニューフラッグシップ」がオープン。

2017
アシックスブランドメッセージI MOVE ME発表

アスリートはもとより次世代が求めるブランドとなるべく、新たなブランドメッセージ「I MOVE ME(ワタシを、動かせ。)」を発表。当社の創業哲学である「健全な身体に健全な精神があれかし」を基にしており、「アシックス」ブランドを通じて体を動かし、活力や幸福感を得るなど心の充実を感じて欲しいといった意味を込めている。

2021年より新ブランドプラットフォーム「Sound Mind, Sound Body」を展開。創業哲学「健全な身体に健全な精神があれかし(Anima Sana In Corpore Sano)」を表現する新たなブランドキャンペーンを開始。

2018
ノバク・ジョコビッチが活躍

ノバク・ジョコビッチ(2018年のテニス国際大会で優勝)が「GEL-RESOLUTION NOVAK」を着用し、さまざまな大会で活躍した。

2018
廣田康人が代表取締役社長COOに就任

全社戦略である中期経営計画「ASICS Growth Plan (AGP) 2020」、およびその次のステージに向けてグループ一体となって強力に推進、拡大していく新たな体制を作るべく廣田康人が代表取締役社長COOに就任。代表取締役会長CEOに尾山基が就任。

2018
鬼塚生誕100周年記念

スポーツを通じて若者たちの健やかな心身の成長を支えたい、人々が明るい未来に踏み出す手助けをしたい、という鬼塚喜八郎の前向きな人柄と起業家精神を反映し、生前に描いたヒマワリをデザインモチーフとした「生誕100周年記念モデル」を本人の誕生日である5月29日から発売。アシックス「GEL-QUANTUM360 KO100」、アシックスタイガー「GEL-MAI KO100」、オニツカタイガー「TIGER CORSAIR KO100」、アパレルを販売。

2019
オニツカタイガーから「THE ONITSUKA」シリーズを発売

Onitsuka Tigerから新たなドレススニーカーライン“THE ONITSUKA”がローンチ。シンプルでタイムレスな“THE ONITSUKA”のシューズは、スーツからカジュアルまで様々なスタイルにマッチする、ドレスシューズとスニーカーが融合したハイブリッドなデザインが特徴。

2019
低酸素環境下トレーニング施設ASICS Sports Complex TOKYO BAYの運営事業を行う

プールやランニングレーン、トレーニングジムなどを有する大規模な施設で、陸上や競泳などさまざまな競技における低酸素環境下トレーニングを実施できる。また、アシックスが培ってきた知見を盛り込んだトレーニングメニューの提供を行う。 パフォーマンス向上を目指すトップアスリートはもとより、基礎体力向上やボディメイク、健康寿命延伸などを目的とする一般の方も含め、幅広いお客さまに新たなスポーツ体験をもたらす先進的なトレーニング施設を目指す。低酸素環境下トレーニングとは、標高2,000メートル以上の高地に相当する酸素濃度の状況下で行うトレーニングのことで、通常の酸素濃度の状態で行うトレーニングよりも短時間で効率よく全身持久力や筋持久力の向上などが見込めるとされている。

2019
ラグビー南アフリカ共和国代表チーム「SPRINGBOKS(スプリングボクス)」が活躍

ラグビー南アフリカ共和国代表チーム「SPRINGBOKS(スプリングボクス)」(2019年のラグビー国際大会で優勝)がアシックスのウェアを着用し、活躍した。

2020s

2020
イガ・シフィオンテクが活躍

イガ・シフィオンテク(2020年のテニス国際大会で優勝)がアシックスのウェア、シューズを着用し、さまざまな大会で活躍した。

2020
スパイクピンを使わない陸上スプリントシューズ「METASPRINT(メタスプリント)」を発売

METASPRINT(メタスプリント)はスパイクピンがトラックに刺さる・抜ける時間、スパイクシューズとトラックの接地時間を短縮することに着目し、スプリンターの一歩ごとのエネルギーロスを減らしながら、推進力を高めた。独自のハニカム構造のピンレスカーボンプレートを採用しており、スプリンターは一歩一歩、トラックから高い推進力を得られます。また、スパイクピンをなくすことで、より軽くすることができた。また、 HL-0 MESH(HL-0メッシュ)アッパーは、つま先の自然な動きに順応するよう設計し、快適なフィット感が得られるようになっています。さらに、DYNAWRAP(ダイナラップ)テクノロジーと、ミッドソールから土踏まずまでを覆うサポートパネルが連動し、足を適切に固定し、安定性を高める。

2021
大谷翔平が活躍

2021年 大谷翔平選手が当社商品を使用してリーグ最優秀選手(MVP)受賞

2021
ランニングシューズ「METASPEED」シリーズを発売

ストライド型、ピッチ型の走法に応じてそれぞれ設計したトップアスリート向けのランニングシューズ「METASPEED(メタスピード)」シリーズを発売。

ストライド型のランナーに対応した「METASPEED SKY(メタスピードスカイ)」、ピッチ型のランナーに対応した「METASPEED EDGE(メタスピードエッジ)」の2種類を展開する。

長距離走における走法は、スピードを上げるに従い、主に一歩の歩幅(ステップ長)が変化するストライド型と、スピードを上げるに従い、一歩の歩幅も足の回転数(ピッチ)も変化するピッチ型の2つに分類することがでる。また、走行スピードは歩幅の長さ×足の回転数の式で求められ、ストライド型では歩幅をより伸長させること、ピッチ型では歩幅の伸長に加え足の回転数を上げることが走速度向上に重要であることが当社の研究で分かった。

今回発売する商品は、ストライド型とピッチ型の走法の違いに着目し、ランナーが日ごろのトレーニングで身に着けた走り方を維持しながらパフォーマンスが向上できるよう設計している。

2022
廣田康人が代表取締役社長CEO兼COOに、取締役会長に尾山基が就任

代表取締役社長CEO兼COOに廣田康人が、取締役会長に尾山基が就任。新たな経営体制の下、中期経営計画 2023 を推進し、企業価値向上を図るため。

2022
アシックス独自のテクノロジー「ACTIBREEZE」を搭載したトレーニングウェア、アフターパフォーマンス サンダル「ACTIBREEZE 3D SANDAL」を発売。

2021年国際大会の日本代表選手団オフィシャルスポーツウェアのメインアイテムである「ポディウムジャケット」と同じ機能構造を取り入れたトレーニングウエアを発売、アシックススポーツ工学研究所で立証された「アシックスボディサーモマッピング」に基づき、体温が上昇しやすい場所を特定し、湿度を効果的に下げるようにした独自の機能構造「ACTIBREEZE(アクティブリーズ)」を搭載したのが特徴。


また、「ACTIBREEZE 3D SANDAL(アクティブリーズ スリーディ サンダル)」はアシックススポーツ工学研究所がこれまで培ってきた知的技術と3Dプリンタを使った新たな製造方法を組み合わせた、競技やトレーニング後の身体をリラックスさせるなど、次のパフォーマンスへの準備におすすめのアフターパフォーマンスサンダル。

2023
ASICS DESIGN PHILOSOPHY(アシックス デザイン フィロソフィー)に従ったシューズを発売

ユーザーテスト、サイエンス、イノベーション、サステナビリティの4つの構成要素からなる当社独自の設計思想「ASICS DESIGN PHILOSOPHY」に従い、身体と心の両方にとって優れた構造設計を目指したシューズを順次発売。

※画像はGEL-NIMBUS™ 25、GEL-KAYANO™ 30

2023
優れた反発性と推進力を兼ね備えた陸上短距離用スパイクシューズ「METASPEED SP」を発売

ミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)上部のつま先部からかかと部にかけてカーボンプレートを搭載。ミッドソールは、当社の軽量フォーム材の中でも優れた反発性を発揮する「FF TURBO(エフエフ ターボ)」を採用し、着地と同時に変形、圧縮し、素早く元の形状に戻ることで、跳ね返るような感覚が得られ、前方向への推進をサポートする100メートル、200メートル向けの高反発、推進力を追求したスパイクシューズ。

2023
車いすバスケットボールの鳥海連志(ちょうかいれんし)選手と所属契約を締結

車いすバスケットボールの鳥海連志選手がアシックス所属アスリートとして活動を開始。あわせて、鳥海選手はプロ車いすバスケットボールプレーヤーに転向し、プロとして各種活動を行う。

鳥海選手が車いすバスケットボールの普及活動や自身の経験をふまえた講演会などを積極的に行っていることに加え、グローバルな視点で多様性を身につけ社会へも還元したいという思いが、当社の目指すビジョンと一致していることから実現。

2023
温室効果ガス排出量最少スニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95」を発売

温室効果ガス(カーボンフットプリント)排出量を市販スニーカーのなかで最も低く抑えた(*2023年9月現在)スニーカー「GEL-LYTE III CM 1.95(ゲルライトスリーシーエム1.95)」を、スポーツスタイルカテゴリーで発売。

ミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)と中敷には、カーボン・ネガティブ・フォーム(サトウキビ由来の原料を活用)を採用。アッパー(甲被)と中敷には、環境負荷の低いソリューションダイという技法で染色したリサイクルポリエステルを採用。また、アッパーの補強パーツには、廃棄ロスの少ないテープ形状パーツを必要量のみカットし、折り返すなどして効果的に配置。これにより、材料の廃棄を最小限に抑えつつフィット感やサポート性を確保。

2024
富永満之が代表取締役社長COOに、廣田康人が代表取締役会長CEOに就任

代表取締役社長COOに富永満之が、廣田康人が代表取締役会長CEOに就任。本社・地域事業会社との連携強化による真のグローバル経営体制の構築を目的とするGlobal Integrated Enterprise(GIE)の方針のもと、グローバル成長、ブランド体験価値向上、オペレーショナルエクセレンスの追求を重点戦略として「グローバル×デジタル」の更なる推進に取り組み、持続的な成長を目指す。

2024
リサイクルできるランニングシューズ「NIMBUS MIRAI」を発売

シューズに使われている材料を容易に分別しリサイクルできるようにしたランニングシューズ「NIMBUS MIRAI™(ニンバスミライ)」を発売。

アシックスを代表するクッション性を重視した高機能モデルのひとつで、シューズの構造や各部位の役割を検証し、従来と同等の品質や性能を保ちながら、アッパー(甲被)、ミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)、アウターソール(外底)の各素材をリサイクルできるようにしたのが特徴。ランナーとともに環境への意識を高めていけるよう、使ったシューズを回収する取り組みも同時に行っている。

2024
ノバク・ジョコビッチが歴史的偉業を達成

ノバク・ジョコビッチ(第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)で金メダル獲得)が、当社シューズを着用し生涯ゴールデンスラムを達成した。

2024
バシル・アブディが活躍

バシル・アブディ(第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)男子マラソンで銀メダル)が当社マラソンシューズを着用し、活躍。

2024
日常的なデスクワークがもたらすメンタルヘルスへの影響について約15分身体を動かす「デスクブレイク」を提唱、世界メンタルヘルスデーにあわせて日本ではMove your Mind Weekを開催

世界の人々の日常的なデスクワークとメンタルヘルスの関係性についての調査「Desk Break experiment(デスクブレイク エクスペリメント)」を実施し、デスクワークを行うオフィスワーカーのメンタルヘルスにどのような影響を与えるかを検証した。その結果を踏まえて、約15分間身体を動かすデスクブレイクを提唱、10月10日の世界メンタルヘルスデーにあわせて、カラダとココロにポジティブな変化をもたらすさまざまなコンテンツを届ける"Move your Mind Week"を開催。

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