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「A Bright Tomorrow Through Sport あしたへ、スポーツとともに」 東日本大震災に対する震災遺児への継続的支援活動 10年間の活動について

2021.03.10 PRESS


 アシックスは、東日本大震災で両親をなくした子どもたちが、スポーツを通して心身ともに健やかに成長できるよう、継続的な支援活動「A Bright Tomorrow Through Sport(ブライト トゥモロー スルー スポーツ)あしたへ、スポーツとともに」を行い、今年で10年となります。

 当社は、戦後復興期に、スポーツによって青少年の健全な育成に役立ちたいとの願いからスポーツシューズの製造を創業した起源を持ち、当被害に対しても同様に、スポーツを通して被災地の復興に貢献したいという思いを強く持っています。また、平成7年の阪神・淡路大震災で被災した際、全国のみなさまからたくさんの温かい支援をいただきました。その経験から、このような大災害では、継続的な支援が必要であり、特に、将来の日本を支える子どもたちの健やかな成長を支援していきたいと考えています。

 「A Bright Tomorrow Through Sport」では、主に4つのプログラムを用意し、10年間でのべ約4万4,000人が参加されました。

 これまでの主な支援活動は以下のとおりです。

〇主な支援活動

①hand to handプログラム

 2011年4月1日の時点で0歳から18歳までの、両親をなくした震災遺児を対象に、対象者が満19歳を迎えるまでの間、主にウエアやシューズなど当社スポーツ用品を継続的に提供しています。

 これまでに支援を受けた方:184名(3月10日現在で41名が継続中)

②スポーツ選手訪問プログラム

 スポーツ選手を被災地の学校やイベントに派遣し、子どもたちと触れあうプログラムです。トップアスリートたちと直接交流し身近に感じていただくことで、スポーツマンシップを学び、心身の健全な育成をサポートする活動です。

 これまでの参加者数:約1万3,000人

③健康運動支援プログラム

 運動指導の知識を持つ社員や協力スタッフが被災地を訪れ、健康づくりの運動指導やイベントを実施しました。



④神戸招待プログラム

 被災した子どもたちを、アシックススポーツミュージアムやアシックススポーツ工学研究所などに招待し、スポーツの楽しさや復興後の神戸に触れることで活力を取り戻してもらう活動で、夏休みなどの長期休暇に実施しました。

 これまでの参加者数:約50校、約800名


 継続的な支援活動は、“hand to handプログラム”の対象のお子さまが満19歳に達するまで実施します。また、多くの方々の支援により復興が進んでいること、復興に向けた取り組みが地元NPOの方々による継続した支援として引き継がれていることから、当社が行っている“健康運動支援プログラム”はその規模を縮小し、“スポーツ選手訪問プログラム”、“神戸招待プログラム”は活動を終了しました。

 当社は、今後もスポーツを通じて人々の心と体の健康のための活動に継続して取り組んでいきます。

○株式会社アシックス 代表取締役社長COO廣田康人のコメント

 東日本大震災から10年が経ちます。アシックスは、震災直後から支援プロジェクトチームを立ち上げ、被災した方々を勇気づけようと、子どもたちにスポーツの機会を提供し、元気いっぱいに楽しい経験ができるよう努めてきました。これからも子どもたちがスポーツを通して心身ともに健やかに成長できるよう、この活動を継続してまいります。

 アシックスの創業哲学である「健全な身体に健全な精神があれかし」の実現に向け、これからもみなさまの心身の健康に寄与できる商品やサービスを提供し、快適にスポーツができる健やかな地球環境が将来世代まで続くよう、取り組んでまいります。

〇「A Bright Tomorrow Through Sport」について

【特設サイト】

https://corp.asics.com/jp/csr/a-bright-tomorrow-through-sport

【オフィシャル動画】

https://youtu.be/TaESGHP583I

※出演:千田京平(アシックスジャパン社員。中学2年生から“hand to handプログラム”によるサポートを受ける)


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