
PERSONAL INTERVIEW #05
多様な人が交わる職場で
ワンチームとなって
仕事に挑む
アシックスアラビアFZE出向(ドバイ)
ジェネラルマネージャー
2008年入社
アシックスを選んだきっかけは?
中学から水球を始め、毎日本当にきつい練習を繰り返しながら勉学に励んでいました。大学進学後も水球のかたわら応用物理の勉強を頑張っていたんですが、あるとき自分を形成してくれたものが勉強ではなく部活動、ひいてはスポーツだということにあらためて気づいたんです。そして将来も理系の職種ではなく、スポーツに関わる仕事がしたいと考えるようになりました。アシックスを選んだ理由は、その理念に惚れたからですね。心も身体もスポーツを通じて成長してきたので、「健全な身体に健全な精神があれかし」という創業哲学に心から共感でき、エントリーすることを決めました。
学生時代に夢中になったことは?
これは水球に尽きます。とくに中学・高校時代は毎朝3km泳いでから授業を受けるという生活を続けていました。きつい思いを何度もしましたし、うまくいかないことや挫折もありました。でも仲間と目標に向かって頑張ることが本当に心地よかったんです。あと水球というのはものすごくしんどいのにマイナーなスポーツなので、その中でひたむきに頑張っている仲間との結束がとても強いんです。仕事においてもチームや仲間を大切にしようという意識は、きっと部活時代に育まれたものだと思います。
今の仕事内容について
具体的に教えてください。
ドバイを拠点とするアシックスの子会社でマネージメントをやっています。ドバイ駐在は3年目。マーケティング、受注、物流、経理、会計、人事といった各セクションを取り仕切りながら、主にサウジアラビアやUAEにおけるアシックス製品の営業、販売、マーケティング活動を行なっています。

やりがいを感じるのはどんなときですか?
またこれまで手がけたプロジェクトで
印象的だったものは?
チーム一丸となって、目標を達成したり困難を乗り越えたときにやりがいを感じますね。そういう意味では個別のプロジェクトというよりも、日々のあらゆる仕事の中でそれを感じています。
他にもこの仕事をしていてよかったと思えるのは、アシックスの商品を使っている人が喜んでいる姿を実際に見たとき。以前、営業に伺っていた百貨店の売り場で立っていると、私を店員だと勘違いしたおばあちゃんが「今履いているこの靴がもう一足欲しいんですけど?」と話しかけてきました。足元を見るとそれはアシックスの靴。「これを履き始めてから、おじいちゃんと散歩をするようになったのよ。膝も痛くならないし毎日楽しいわ」と笑顔で話してくれたんです。最後まで私がアシックスの社員だとは言いませんでしたが、このときは本当にうれしくて泣きそうになりました。
仕事で困難に直面したエピソードと、
それをどう乗り越えたのか
教えてください。
私が陥りがちなのが、何でもひとりで抱え込んでしまうこと。入社5年目で営業から物流再編プロジェクトの担当になったときをはじめ、未経験の業務に携わるたびに「自分で何とかしてやろう」と背負い込んでは、うまくいかないという場面が多々ありました。でも全力で仕事に向かっていると、必ず助けてくれる人がアシックスにはいるんです。そうした先輩や同僚たちのサポートのおかげで、今の私があると思います。
アシックスの職場環境について
教えてください。
爽やかで気持ちのいい雰囲気の会社です。社長秘書をやっていた時期にさまざまな事業所を見に行く機会があったんですが、国内に限らず海外の事業所でさえも雰囲気は同じでした。おそらくアシックスの社員全員が、自分たちの商品や哲学に誇りを持っていて、胸を張れているからだと思います。
また先輩・後輩関係なく、仕事の悩みやプライベートの相談などを気兼ねなくできる雰囲気がありますね。ちなみにドバイのオフィスにはインド人、レバノン人、ヨルダン人、ポルトガル人、イギリス人などさまざまな国のメンバーが集まっていて、「礼拝があるから昼休憩を長めに取るよ」とか「今日は子どもの誕生日だから午後休を取るよ」ということが普通にあります。文化の違いもあるのでしょうが、みんな仕事で結果を出すことを優先しながら、プライベートや自分らしさも大切にするというのが当たり前なんです。

これから応募しようとしている人に、
アシックスはどんな会社だと
説明しますか?
ひと言で言えば、「健全な身体に健全な精神があれかし」という企業理念のもとに集った人たちがいる会社です。だからこそお互いに助け合いながら、どんな状況でも一丸となれるんだと思います。年齢や社歴に関係なく、みんながフラットな会社だなと常々感じています。
アシックスに向いているのは
どんな人だと思いますか?
仲間とワンチームで仕事ができる人ですね。私自身もそういう人と仕事をしたいと思っています。また、先ほども少し話しましたが、「健全な身体に健全な精神があれかし」という企業理念に共感できる人であることも重要だと思います。人生において仕事をしている時間はとても長い。その貴重な時間を、共感もできずよく分からないことのために使うのはもったいないと思うんです。逆に言えば、仕事の時間でさえも自分の価値観や信念に合ったことができるなら、それって一日中幸せということですからね。
最後に夢や目標、
チャレンジしてみたいことを
教えてください。
入社して14年。営業部、経営企画室、秘書室、現在のドバイと、さまざまな舞台で貴重な経験を積むことができています。それは「今」を大切に仕事に向き合った結果、いろいろなご縁が繋がったから。これからも目の前の仕事に全力で取り組みながら、ゆくゆくは中東の人たちにもっとアシックスの商品とスポーツに親しんでもらいたいですね。
一方で将来的には、日本の社会に貢献できる仕事もしたいと考えています。高齢化や人口減少が叫ばれていますが、アシックスの商品やサービスを通じて、すべての人がいつまでも健康でいられる社会にしたいですね。

*記載内容は取材当時のものです。