レース中のランニングフォームなどの計測データをもとに、一人ひとりのランナーにパーソナライズされた分析結果を提供するデジタルサービス「ASICS RACE REPORT」を展開
2022.10.21 PRESS
アシックスジャパンは、このたび、レース中の計測データに基づいてスタートからゴールまでのランニングフォームとペースの変化を振り返り、さらなるステップアップに向けたアドバイスやトレーニング推奨を受けられるデジタルサービス「ASICS RACE REPORT（アシックスレースレポート）」の展開を10月24日から開始します。オンライン上の専用ページからお申込みいただき、お好きなレースの分析結果をレポートとしてブラウザ上で受け取ることができます。
価格は、1回のレース分析につき5,500円（税込）です。
「ASICS RACE REPORT」は、一般的なレース・ランニングイベントで提供されている完走証や、ゴールタイム・ラップタイムのみが記載された記録証とは異なり、レース全体を通じたランニングフォームの変化を詳細に分析したフィードバックを受けられる点が特徴です。
2021年3月から展開しているカシオ計算機と共同開発したランニング向けスマートフォンアプリ 「Runmetrix（ランメトリックス）」および専用のウエアラブルデバイス「モーションセンサー『CMT-S20R-AS』」※1を用いることで、ランニングフォームに関する20項目以上のデータを計測し、アシックスの無料会員サービス「OneASICS（ワンアシックス）」のIDと連携※2することでレポートが作成されます。お客さまご自身が「モーションセンサー」 でデータを計測するため、開催場所やレース形式を問わず、5kmからフルマラソンまでお好きなレースやランニングを分析対象にすることができます※3。
アシックススポーツ工学研究所が開発した独自のアルゴリズムにより、レース序盤・中盤・終盤各時点におけるランニングフォームの分析評価に加え、レース全体を通したペースの変化からレースにおけるペース配分を振り返ることができます。さらに、走り方の傾向やペース配分に基づいたトレーニング方法の紹介など、次のレースに向けたステップアップをサポートします。
「ASICS RACE REPORT」は、デジタル技術を活用し、パーソナライズされたレポートを通じて、トレーニングの集大成であるレースを独自の分析により可視化します。レースを振り返る自分だけのレポートという新しい体験を提供し、初レースに挑むビギナーから自己記録更新を目指すシリアスランナーまで、一人ひとりのより充実したランニングライフを後押しします。
今後も、お客さまからのフィードバックなどを生かしながら、さらなる利便性の向上、サービス内容の拡充をはかります。
アシックスは、将来ありたい姿を長期的な視点で表した「VISION2030」の中で、「アナリシスとダイアグノシス（分析と診断）」の事業ドメイン強化を掲げています。今後も、ビジョンである「スポーツでつちかった知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」の実現に向け、従来のプロダクト領域のみならずサービス領域においても積極的に事業拡大を推し進め、「ランニングエコシステム」におけるお客さまとの接点を増やすとともに、当社のランニングサービスの知見や経験を生かした、新たなランニング体験の提供を目指していきます。
〇アシックスジャパン株式会社 パフォーマンスランニング事業部長 井上太郎のコメント
私たちはすべてのランナーに最高のランニング体験を提供したいと考えています。これまでにもさまざまなサービスを展開してきましたが、「ASICS RACE REPORT」はランナーにとって大切なレースをより特別な体験とするデジタルサービスです。今後も、このサービスをさらに進化、拡大させるとともに、センシング技術やビッグデータ解析などのデジタル技術の活用を強化していきます。ランニングレベルはもとより、地域や市場の特性も加味しながら、お客さま一人ひとりによりパーソナライズ化されたサービスの提案など、デジタル戦略を一層加速させていきます。
〇 「ASICS RACE REPORT」 お申込みサイト
https://raceroster.com/events/2022/64245/racereport
※1「Runmetrix」および「モーションセンサー『CMT-S20R-AS』」は、カシオ計算機株式会社との共同開発サービスです。ご利用には、CASIO IDの登録が必須となります。
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/running/motionsensor
※2「ASICS RACE REPORT」のご利用には、ご予定のレース前に「Runmetrix」の利用登録、「モーションセンサー『CMT-S20R-AS』」の準備、専用サイト「Running Data Manager」におけるOneASICSアカウントの連携が必要です。
※3 バーチャルレースに加え、普段の練習などでもご利用いただけます。ただし、屋内、トレッドミル、トレイルランニング、ウォーキングなど「モーションセンサー 『CMT-S20R-AS』」でランニングフォームのデータを取得できない条件は対象外です。また大会規定などでウエアラブルデバイスの使用が制限される場合があります。