株式会社アールビーズの株式の取得(グループ会社化)に関するお知らせ
2022.08.18 PRESS 当社グループは、日本テレビホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長執行役員:杉山美邦、以下「日本テレビHD」)と共同で、スポーツメディア事業、スポーツイベントの企画・運営事業などを手掛ける株式会社アールビーズ(本社東京都渋谷区、代表取締役社長:橋本治朗、以下「アールビーズ」)の自己株式を除く発行済株式の全てを取得するため(以下「本取引」、本日付でアールビーズの創業者である橋本治朗氏らと本取引に関する株式譲渡契約およびその他の各種契約を締結いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。本取引により、当社がアールビーズの株式の65%を取得し、同社をグループ会社化するとともに、日本テレビHDが35%を取得いたします。
なお、本株式取得は適時開示の基準に該当しませんが、有用な情報と判断し任意開示を行うものです。
記
1.株式取得の理由
当社グループは、中期経営計画2023における重点戦略の1つとして「ランニングでNo.1」を掲げ、①マーケットシェアの拡大、②マラソンにおけるプレゼンスの向上、③ECシフトによる収益性向上、④データを活用したランニングエコシステムの構築を通じて、全てのランナーに対してパーソナライズされた最高のランニング体験を提供することを企図しています。
アールビーズは、登録者数350万人超を誇る日本最大級のランナーのためのポータルサイト「RUNNET」の運営を行っています。また、競技計測の分野でもトップクラスの企業で、国内ランニングイベントの運営受託および企画開発で圧倒的地位を築いています(国内大会エントリーシェア65%、1万人以上参加大会シェア95%、参加者ベースシェア80%)。他にも国内唯一の大会エントリー連動型トレーニングアプリ「TATTA」などスポーツ愛好家が利用する各種アプリの開発や、全国の地方自治体との強い関係性を活かしたランニングおよびウォーキングイベントの企画・運営等を通じて、国内のランナー人口の増加とランニング文化の発展に貢献してきました。
本取引は、ランナーとの接点拡大およびランニングエコシステムの更なる強化に資するものと考えております。具体的には、当社が抱えるOneASICS(アシックスのメンバーシッププログラム)会員やRunkeeper(アシックスのランニングトラッキングアプリ)ユーザーに対して、アールビーズが手掛けるランニングイベントへの参加を促す一方で、RUNNET会員には当社の製品およびサービスをご利用いただくなど、相互送客によって、より多くのランナーに対してシームレスにサービスを提供し、より良いランニング体験をお届けすることを企図しております。加えて、アールビーズが持つランナーとの接点を活用し、当社グループの商品開発や販売促進活動、ブランディング活動の強化を図るほか、ウォーキング分野においても大きなムーブメントを創出することを目指します。
また、日本テレビHDをメディアパートナーとして迎えることで、同社の積極的な発信活動を通じたアールビーズの企業価値向上を企図しています。日本テレビHDとは、日本テレビHDが運営するフィットネスクラブ「ティップネス」やアスリートによるコーチ事業「ドリームコーチング」と当社グループとの直接的連携も視野に、当社グループが推進するランニングエコシステム全体での連携を図ってまいります。
このように、日本テレビHDをパートナーとしてアールビーズを当社グループに迎えることは、国内ランニング人口の拡大や最高のランニング体験の提供に大きく寄与するものであり、当社グループの企業価値向上に資するとの判断から、アールビーズをグループ会社化することといたしました。詳細に関しましては、(別紙)「株式会社アールビーズの株式共同取得(グループ会社化)について<補足説明資料>」をご参照ください。
2.異動する子会社の概要の概要
3.株式取得の相手先の概要
株式取得の相手先は個人(現アールビーズ経営陣)等となります。なお、当該株主と当社との間に記載すべき資本関係・人的関係・取引関係はありません。また、関連当事者にも該当いたしません。
4.取得株式数および取得前後の所有株式の状況
(1)異動前の所有株式数 |
0株(議決権所有割合:0%) |
(2)取得株式数 |
普通株式129,584株 |
(3)異動後の所有株式数 |
普通株式129,584株(議決権所有割合:65%) |
5.日程
(1)取締役会決議日 |
2022年8月12日 |
(2)株式譲渡契約締結日 |
2022年8月18日 |
(3)株式譲渡実行日 |
2022年8月31日(予定) |
6.今後の見通し
本取引に伴う2022年12月期の当社連結業績に与える影響は軽微です。
また、アールビーズは当社の連結子会社となりますが、それに伴って同社の業績は、2022年年12月期第3四半期から当社グループの連結決算に取り込まれる予定です。
以上