スポーツ&ウエルネスソサエティーの実現を目指し カシオとアシックスの価値共創事業が始動 ランナー向けパーソナルコーチングサービスの提供を開始
2021.01.27 PRESS カシオ計算機株式会社(代表取締役 社長:樫尾和宏/以下、カシオ)と株式会社アシックス(代表取締役社長COO:廣田康人/以下、アシックス)は、ランナー向けパーソナルコーチングサービス『Runmetrix(ランメトリックス)』の提供を契機として、スポーツを通して健康で活気ある社会の実現を目指した価値共創事業を本格的にスタートさせます。スポーツが心身の健康にもたらす効果に注目し、カシオがもつウエアラブルデバイスの開発力やセンシング技術のノウハウと、アシックスがもつスポーツ工学の知見やデータという両社の強みを生かし、スポーツ・健康市場において一人一人にパーソナライズされたユーザー体験の提供を進めてまいります。
共創事業の第一弾として、ランナー向けパーソナルコーチングサービス『Runmetrix』の提供を開始します。両社の強みを生かしたアプリと端末で、初心者から上級者まで、ランナーの目的やレベルに合わせたパーソナルコーチングを実現。3月4日※1よりスタートします。 なお、両社では本構想の積極的な推進に向けて合弁会社の設立を検討しています。
※1: アプリは1月27日に先行してリリースし、3月4日発売のモーションセンサー『CMT-S20R-AS』、“G-SHOCK”『GSR-H1000AS』と連携することでコーチングサービスのご利用が可能になります。3月4日以前はスマホのGPSを利用することで走行時間や距離、軌跡などランニング計測と記録の管理ができます。
内閣府のSociety5.0にもある通り、近年、医療や介護に依存することなく、自立した生活を送ることができる健康寿命という考え方の重要性が高まっています。また、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、スポーツ・健康への意識がこれまで以上に高まっているほか、デジタル技術を用いたリモートでのコーチングシステムに対する需要が増すことが予想され、それらをサポートする取り組みが求められています。
その課題を解決するべく、カシオとアシックスの共創により、アプリ、モーションセンサー、“G-SHOCK”を組み合わせたランナー向けのパーソナルコーチングサービス『Runmetrix』を開発しました。モーションセンサーを用いることでランニングに関する20種類以上もの指標を算出してランナーにとって分かりやすい項目に置き換えることで、走りの特徴を可視化し、改善点や練習プログラムなどを提示します。従来のアプリサービスの多くは、距離、ペース、ピッチ、ストライドといった項目を測定して記録するという機能が主でしたが、本サービスでは、よりランナーのニーズに寄り添った機能を搭載し、モチベーションの維持向上をサポートします。
今後両社では、ランニングのみならず健康領域にも拡大を進め、共創事業の第二弾としてウオーキングの新サービス「Walkmetrix(ウォークメトリックス)」の提供も予定しており、本年10月の導入を目指します。さらに、各自治体の健康的な街づくりの取り組みをサポートするなど、サービスの提供以外においてもスポーツ&ウエルネスソサエティーの実現を目指した事業を積極的に進めてまいります。
スポーツ&ウエルネスソサエティー構想図
【Runmetrixについて】
トップランナー層では、自身の走り方をデータ化し、専門知識をもつコーチの指導を受けるといった取り組みが積極的に行われていますが、一般ランナーにとって、そうした機会は多くありません。その課題を解決するために、今回のパーソナルコーチングサービスを開発しました。 GPSや9軸センサーを搭載したモーションセンサー『CMT-S20R-AS』を腰に装着して走ることで、走行距離やペース、ピッチ、ストライドに加えて、体幹の傾きや骨盤の回転、接地衝撃などフォームに関する指標を多数算出。それらの指標をもとに、アプリ上にて3Dフォーム分析や改善のためのアドバイスを掲示し、目的に合わせた練習プランや、解析結果をもとに提示されるストレッチ、筋力トレーニングからなる“からだづくりプログラム”を作成します。 “G-SHOCK”『GSR-H1000AS』を活用すると、ランニング中にペースや距離、心拍などの情報も確認でき、さらにモーションセンサーと連携することで、フォーム指標をリアルタイムで確認することや、フォームの乱れを検知して通知することも可能です。
なお、本製品は全国の主要家電量販店やECサイトの他に、アシックス直営店各店およびアシックスオンラインストアや、同じく全国7ヵ所にある“G-SHOCK”のアンテナショップでも販売いたします。販売においても両社の強みを融合させ、展開を進めてまいります。
アプリケーション/製品名 | 価格 | 提供/発売日 |
アプリケーション 『Runmetrix』 | 無料 | 1月27日 |
G-SHOCK/モーションセンサー『GSR-H1000AS-SET』※2 | 57,200円(税込) | 3月4日※3 |
モーションセンサー『CMT-S20R-AS』 | 14,080円(税込) |
※2: G-SHOCK 『GSR-H1000AS』の単体販売は行っておりません。
※3: 1月28日より予約受付を開始します。
『Runmetrix』の詳細についてはこちら(テキストリンク:https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/running/motionsensor)
【サービスの主な内容】
■業界最多※4となる20種類以上のランニング指標を算出
腰にモーションセンサーを装着して走るだけで、従来は設備の整った施設でのみ可能だった科学的計測を実現。ピッチやストライドのほか、蹴り出す加速度や腰にかかる衝撃、骨盤の動きや傾きなどの姿勢情報をバイオメカニクスの知見をもとに解釈しランニングフォームを細部まで解析できます。※4: 2021年1月27日時点。カシオ調べ。
■ランナー一人一人に寄り添ったパーソナルコーチング
計測したデータをもとにフォームをスコアで表示するほか、フォームの改善点について、アニメーションを交えてアドバイスします。さらに目的に合わせたランニングプログラムやからだづくりプログラムも提示されますので、個人に合わせた専門的なアドバイスを手軽に受けることができ、目標達成をサポートします。
■充実したランニングアプリの基本性能
パーソナルコーチング機能だけではなく、走行時間や距離、軌跡などの計測記録の管理やSNSとの連携機能も備えているので、通常のランニングアプリとしても活用できます。
■走行データを手元で確認できる“G-SHOCK”
モーションセンサーと連携し、各種ランニングフォームに関連した指標をリアルタイムに確認できます。また、フォームに乱れが生じたときにはアラートで知らせ、効率的なフォーム改善をサポートします。さらに、“G-SHOCK”内蔵の光学式センサーにより心拍数が確認できるので、体への負担を確認しながらペースのコントロールが可能です。
【G-SHOCKとコラボレーションしたランニングシューズの発売について】
『Runmetrix』の提供開始を記念して、“G-SHOCK”とコラボレーションしたランニングシューズ※5を3月4日※6からアシックスオンラインストアおよびアシックス直営店各店で発売します。メーカー希望小売価格は、17,000円+税です。軽量性と反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST(ノヴァブラスト)」のスペシャルカラーモデルで、両社の持つ先端テクノロジーとブランドイメージを表現したキーカラーを採用しています。ボリューム感のある先進的なデザインでありながら、軽さと優れた反発性が感じられるなど、爽快な走り心地が得られるようにしたのが特徴です。
※5: モーションセンサー、“G-SHOCK”、アプリとの機能的な連携はありません。
※6: 1月28日より予約受付を開始します。
〇商品概要
品 名 | NOVABLAST | |
品 番 | 1011B282(メンズ) | 1012B130(ウィメンズ) |
価 格 | 17,000円+税 | |
カラー | ブラック×ブラック | |
サイズ | 24.5cm~29.0cm(0.5cm刻み)、 30.0cm | 22.5cm~26.5cm (0.5cm刻み) |
素 材 | アッパー:合成繊維 アウターソール:ゴム底 | |
生産国 | ベトナム |