プレスリリース

ベトナムの縫製工場や素材メーカーなどを対象とした 「サプライチェーンCSRセミナー」をオンラインで開催

サステナビリティ

 アシックスは、ベトナムの縫製工場や素材メーカーなど、現地における当社のサプライヤーを対象とした「サプライチェーンCSRセミナー」を、11月10日に開催します。
 当セミナーは、アシックスが2004年から取り組んでいるディーセントワーク(人間らしい、誇りある仕事)の推進、また、来年開催される東京2020オリンピック・パラリンピックでも提唱されている、持続可能性に配慮した調達を推進するために実施するものです。

 今回のセミナーは、労働環境改善に取り組む国際労働機関(ILO)の主要プログラム「ベターワークベトナム(Better Work Vietnam)」との共同開催とし、2021年1月に施行が予定されている、ベトナムの新労働法に関する内容を中心に講演を行います。法改正のポイントを解説するとともに、法改正に伴い注意する点として、労働時間、雇用形態、外国人労働者への対応などについて情報を提供します。また、新型コロナウイルス感染症により、多くの工場従業員の心身に影響が出ていることを受け、新型コロナウイルス感染症に対する安全衛生管理についても講演を行います。

 新型コロナウイルス感染症対応について、当社は、ILOによって世界中の衣料品産業に向けて提唱された、工場とそこで働く人々を守るための「Call to Action(行動の呼びかけ)」に賛同しています。また、安全衛生に関するガイドラインを策定し、各サプライヤーへ配布するとともに、ガイドラインの順守状況を定期的に確認しています。
 今後も、当社は、すべてのサプライヤーに対し新型コロナウイルス感染症への対応を継続的に進めていきます。

【「サプライチェーンCSRセミナー」開催概要 】
 日時 :2020年11月10日(火) 8:45~15:30
 開催方法: オンライン
 対象  : ベトナム現地におけるサプライヤー
       ※一般参加不可
 講演内容:(1)ベトナム労働法改正のポイント
      (2)アパレル/シューズ生産工場での労働安全に関するベトナム法規制 
      (3)新型コロナウイルス感染症対応を含む安全衛生管理

 当社は、2004年にサプライチェーンCSRに関する方針を策定し、労働および人権に関連するCSR課題の解決に努めてきました。工場を監査して問題点の改善に取り組む活動のほか、CSR管理に関する情報を提供して工場独自の改善に役立てていただく活動も行っています。
 また、自社だけでは解決が難しい社会課題に対し、外部のステークホルダーとの協働を進めており、その一環として、日本企業で初めてILOの工場改善プログラム「ベターワーク(BW)」のメンバーとなっています。
 「サプライチェーンCSRセミナー」は2013年から実施しており、昨年に中国・上海で開催した同セミナーでは、労務管理と安全管理の取り組みや環境規制の対応についての講習を行い、現地のサプライヤー67社103人が参加しました。

 当社は、今後も外部の団体、他企業およびサプライチェーン上のすべてのステークホルダーの協力を得ながら、ディーセントワークの実現に努めていきます。

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