会社分割による事業承継のお知らせ
2020.07.01 PRESS株式会社アシックスは、2020年5月1日付で100%子会社であるアシックストライアスサービス株式会社とアシックススポーツファシリティーズ株式会社を設立し、2020年7月1日付でアシックスジャパン株式会社の介護施設の運営およびサービスの提供事業と、指定管理およびスポーツコンテンツの運営等の施設管理事業について事業分割を行い、それぞれ事業を承継したことをお知らせします。
なお、それぞれが運営する施設は、そのまま継続運営を行うとともに、事業の運営方針に変更はありません。
当社は「スポーツでつちかった知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」をビジョンとして定め、中期経営計画「アシックス・グロース・プラン(AGP)2020」で「健康快適」を事業領域の1つとして設定しています。今回の分社化は、健康関連サービス事業のさらなる拡大を目指し、事業の効率化をはかるとともに、専門的人材の育成とサービスの充実を目的としています。
1.会社分割の概要
分割会社 | トライアス事業に関する承継会社 | 施設管理事業に関する承継会社 | |
商号 | アシックスジャパン株式会社 | アシックストライアスサービス株式会社 | アシックススポーツファシリティーズ株式会社 |
事業内容 | 各種スポーツ用品等の製造および販売等 | 介護施設の運営およびサービスの提供等 | 公共スポーツ施設の指定管理、スポーツコンテンツのサービス提供等 |
所在地 | 東京都江東区新砂三丁目1番18号 | 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目1番1 | 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目1番1 |
代表者 | 小林 淳二 | 佐藤 泰弘 | 小川 博之 |
効力発生日 | ― | 2020年7月1日 | 2020年7月1日 |
「アシックスジャパン株式会社」と「アシックストライアスサービス株式会社」および「アシックススポーツファシリティーズ株式会社」は株式会社アシックス100%出資の子会社です。
2.アシックストライアスサービス株式会社が運営するトライアスについて
「Tryus(トライアス)」は、当社独自の理論に基づいた運動サービスプログラムであるデュアルスパーク※を利用者に個別に提供する機能訓練特化型デイサービス施設で、2014年に兵庫県の西宮市に第1号店を開業して以降、兵庫県と大阪府で6店舗を運営しています。利用者に「なりたい自分」を設定していただき、頭と身体を活性化するトレーニングなどを行いながら目標の達成を目指すシステムになっています。
トライアス西宮(兵庫県西宮市)
※「デュアルスパーク」とは
「デュアルスパーク」は、心と体の健康を同時に維持、増進させるために、「身体」だけではなく「頭」も同時に活性化させるプログラムです。利用者の体力状態を数値で管理し、「立つ・歩く・転ばない」をコンセプトとしたトレーニングを個別に組みます。
まず、利用者の現在の状況を9つの項目で測定し、数値化します。その測定結果と、自身が考える「なりたい自分」との差を把握し、アシックススポーツ工学研究所が持つ知見を活用した独自のアルゴリズム(算法)を使い、目標達成に向けた個別のプログラムを作ります。
運動プログラムは、柔軟性やバランス感覚を主に鍛える「ポールトレーニング」と、身体の部位をそれぞれ効果的に鍛える「マシントレーニング」、頭と身体を同時に使い注意力向上を目指す「デュアルタスクトレーニング」で構成しています。
3.アシックススポーツファシリティーズ株式会社が運営する施設管理事業について
アシックスは2014年4月から、自治体のスポーツ関連施設等の運営や維持・管理を行う施設管理事業に参入しています。現在では全国に代表施設8カ所、共同事業体として運営する施設は50カ所を越える規模となっています。スポーツ企業としての長年の活動や先進のスポーツ科学に基づく知見を生かし、地域のスポーツ振興や人々の健康維持・推進のために適した公共スポーツ施設の管理運営を目指して取り組んでいます。
豊島区立南長崎スポーツセンター(東京都豊島区)
坂戸市民総合運動公園(埼玉県坂戸市)