投資子会社「アシックス・ベンチャーズ株式会社」が 市民向け健康測定サービスを展開するインドのスタートアップ企業 「Pulse Active Stations Network」に出資
2020.03.27 PRESS株式会社アシックス(本社:神戸市、代表取締役社長COO:廣田康人)は、このたび、当社の投資子会社であるアシックス・ベンチャーズ株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:蔭山広明 以下、アシックス・ベンチャーズ)が、市民向け健康測定サービスを展開するインドのスタートアップ企業であるPulse Active Stations Network(パルス・アクティブ・ステーションズ・ネットワーク、本社:インド・ハイデラバード、代表者:Joginder Tanikella 以下、Pulse Active Stations)に出資したことをお知らせします。
インドでは人口の多くが健康診断を受けられていないと言われており、社会課題として認識されています。Pulse Active Stationsは2018年にインドで設立されたスタートアップ企業で、自社開発の健康測定キオスクを駅の構内などに設置する事業を展開することで、同課題を解決し、誰でも簡単に健康状態を把握でき、自身の健康状態に関する意思決定に対して情報を提供できる社会の形成を目指しています。
同社は、大勢の人が集まるターミナル駅やバス乗り場、空港、モール/商業施設などに身長、体重、BMI、体組成、血糖値、血圧などを測定する機材を設置しています。利用者は1回50インドルピー(約70円*)で基本的なサービスを受け、健康データを計測することができます。計測時間は1分から3分程度で、結果はその場でプリントアウトされ、利用者に交付されます。2018年から設置を開始しており、現在インドの106の都市に150台が設置され、延べ45万回以上の計測を実施しています。同社は今後3年間で、さらに設置台数1万台以上を目指しており、インド国内での健康増進の起点に寄与することを目指しています。
当社は、中期経営計画「アシックス・グロース・プラン(AGP)2020」の具体的な行動計画「アクションプラン」において、東南アジア・インド・中東などにおける「成長市場の拡大」を重点施策としています。経済が急速に発展する同地域において、健康志向の強いお客さまとの接点拡大をはかります。今後、具体的な協業案を検討していきます。
なお、Pulse Active Stationsは、米国カリフォルニア州で年に2回開催
される世界最高峰のスタートアップ企業支援プログラム「Y Combinator」※の2019年1月〜3月開催プログラムに参加しました。
今後もアシックス・ベンチャーズを通じて新たな事業開発に取り組むことで、一層の持続的成長をはかります。
< Pulse Active Stations Networkの概要>
社名 :Pulse Active Stations Network
本社所在地:Plot no. 28, Road no. 76, Jubilee Hills,
Hyderabad - 500 033, Telangana, INDIA
代表者 :Joginder Tanikella
事業内容 :インド国内の市民向け健康測定サービスの展開
URL :www.getpulse.in
<アシックス・ベンチャーズ株式会社の概要>
社名 :アシックス・ベンチャーズ株式会社
本社所在地:神戸市中央区港島中町7-1-1
(株式会社アシックス本社内)
代表者 :代表取締役社長 蔭山広明
事業内容 :スタートアップ企業への出資、事業開発推進
URL :https://corp.asics.com/jp/ventures/
※「Y Combinator」について
米国カリフォルニア州で年に2回開催される世界最高峰のスタートアップ企業支援プログラム。評価額10億ドル以上の非上場かつ設立10年以内のスタートアップ企業を指す「ユニコーン企業」を多数輩出していることで有名です。
*1ルピーを1.4円で換算