働きやすい環境を整備し、運動の機会を創出 「健康経営銘柄2019」に選定
2019.02.21 PRESSアシックスは、このたび、経済産業省と東京証券取引所が主催する「健康経営銘柄2019」に選定されました。
「健康経営銘柄」は、経済産業省が東京証券取引所と共同で、従業員などの健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業を原則1業種1社選定するものです。東京証券取引所の上場会社の中から「健康経営」に優れた企業を選定し、長期的な視点からの企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業として紹介をすることを通じ、企業による「健康経営」の取り組みを促進することを目指しています。
当社は、すべてのお客さまの健康をサポートし、価値ある製品・サービスを創出する企業として、従業員の心身両面における健康を最も大切な要素と位置付けています。個人の成長とともに企業が成長できる企業文化の醸成のため、従業員のより健康的な生活の実現を目指し、"健康経営"に取り組んでいます。
〇主な健康経営の取り組み
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定期健康診断および二次検診の受診率ともにほぼ100%を達成しているほか、ストレスチェック受検率は90%以上を維持し、年々増加しています。また、これらで測定できない項目に関しては、全社員を対象に健康に関する「ASICS Well-being survey」を実施し、企業経営への影響をふまえた定点観測を継続的に行っています。
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働き方改革の取り組みとして、2018年1月から各種制度のフレキシビリティを拡充し、社員が自律的に働く体制を整えました。同年2月から6月にかけて実施した意識改革のワークショップなどによって制度が浸透し、7月から12月の間で平均残業時間が約12%削減されました。これにより創出された時間を活用してさまざまな運動関連イベントを実施するなど、運動の機会を設けました。
- 産業保健スタッフによる、年に一回の全従業員面談を実施し、健康診断結果のフィードバックおよび各々の体調や生活習慣のヒアリングを行っています。メンタルケアでは、2018年8月からグループ会社統一のメンタルヘルス研修を導入。全社員を対象にeラーニングを活用したセルフケアを行ったほか、管理監督者へは講義形式でラインケア研修を実施しました。また、自社開発した健康増進プログラム「ASICS HEALTH CARE CHECK」を開発段階から活用し、心身の健康度の見える化や個別アドバイスなどを行いました。
2018年9月に実施した「ASICS Well-being survey」では、従業員のスポーツ実施率が67%という結果が出ており、スポーツ庁が2021年までに目標として掲げている65%を達成しています。2020年までに70%達成という目標は早い段階で達成する見込みですが、スポーツ実施率をさらに向上させていくため、気軽に運動を楽しめるイベントや、運動を継続するための情報発信を行います。一方で、肩こり、眼精疲労、睡眠に課題が見られました。この3点を重点的に改善するため、エクササイズや食事改善のセミナーを実施します。
また、「ASICS HEALTH CARE CHECK」を継続的に活用することで、心身の健康状態および将来の健康寿命や健康リスクを見える化し、健康増進をはかります。
さらに、2019年1月から完全禁煙を実施しています。卒煙に向けたサポートとして、対象者向けセミナーおよび卒煙ラリーなどを行います。社員一人ひとりが健康増進や、タバコのない環境づくりに取り組んでいきます。
アシックスの創業哲学『健全な身体に健全な精神があれかし』は”健康経営”そのものです。我々は健康をサポートする会社である以上、アシックス自身が健康でなくてはならないと考えています。これからも、スポーツおよびその知見を通して、健全な発展を遂げていくことで社会に貢献していきます。
今後も、創業哲学を体現すべく、従業員とその家族の “Well-being(身体的・精神的・社会的に良好である状態)” を目指し、継続的な健康推進活動を行い、健康経営を普及拡大していきます。
〇アシックスの健康経営について
http://corp.asics.com/jp/csr/wellbeing
〇「ASICS HEALTH CARE CHECK」について
https://corp.asics.com/jp/press/article/2019-
プレミアムフライデーに行われた、
社員を対象とした自転車イベントの様子