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製品の安全性と品質の管理

アシックスは、製品の安全性と品質の保証を重大な責務と捉え、事業全体でこれらに関する方針や、国際的品質管理原則に基づくガイドラインを定め、全ての製品がお客様にとって安全であるよう努めています。
アシックスは全従業員に品質管理の原則の履行を徹底しています。品質保証と品質管理システムに研修は欠かせません。アシックスは、従業員研修はもとより、生産委託先工場に対しても研修と認定を行っています。アシックスは製品の安全性と品質の向上のための活動を展開し、表示や販促物についても広範囲に製造物責任審査を実施しています。

制限物質管理

アシックスは、人や環境に配慮した製品を提供するため、製品に含有する有害な化学物質を制限する管理を行っています。製品中に含有する化学物質の制限事項を定めるとともに、製品の設計段階や製造工程において、サプライチェーンを通じた管理体制を構築し、製品における制限物質管理の運用を実施しています。

AFIRM制限物質リスト(AFIRM RSL) による管理

アシックスは、2015年から「アパレル及びフットウェアに関する国際的な制限物質リスト管理グループ:Apparel and Footwear International RSL Management Group (AFIRM)のメンバーです。AFIRMが作成している「AFIRM制限物質リスト(AFIRM RSL)」は、コンプライアンス向上の効率化、サプライヤーの負担軽減を目的とした、製品における制限物質に関する基準を業界で統一したリストです。

アシックスでは、この業界を通じた制限物質リスト(AFIRM RSL) を自社基準に採用し、製品における制限物質管理を実施しています。

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有機フッ素化合物(PFAS)に対する取り組み

有機フッ素化合物(以下、PFAS)は、主に繊維・皮革材などのはっ水性付与などの用途で広く使用される化学物質です。しかし、PFASの一部物質には、発ガン性などの有毒性や体内への高い蓄積性による人体への悪影響に加え、環境中で分解されにくい性質を有するために、土壌や水質などの環境汚染も指摘されています。このため、すでに多くの国々で規制されているC8タイプのPFAS (PFOA,PFOS) だけではなく、近年、欧米を中心にPFAS全体の規制化へと広がっています。

アシックスでは、2016年より、PFASを含まないはっ水剤を採用していく活動に順次取り組んできました。さらに、2020年以降に製造する製品には、PFASを含まないはっ水剤の採用を100%に近づけるよう目指しています。

ただし、現在の技術では、これらPFASを含まないはっ水剤は、従来のPFASを含むはっ水剤と比較して、はっ水や防汚の性能が劣る傾向にありますので、引き続き、安全で機能面に優れた代替材の探求を進めてまいります。 

シューズ製品の製造における揮発性有機化合物(VOCs)の使用削減

従来、シューズの製造には、揮発性有機化合物 (以下、VOCs) を含む有機溶剤をベースとした接着剤が使用されてきました。しかし、これらの有機溶剤は、人の健康や環境に悪影響を与える可能性があります。

アシックスでは、2011年から、水をベースとした接着剤への切り替えや、より少ない部品数でシューズを製造するための生産技術や設計技術の採用により、有機溶剤をベースとした接着剤の使用量を削減しています。

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