NECソリューションイノベータと共同開発した 「歩行姿勢測定システム」に新機能を追加! 歩行姿勢改善プログラムを提供開始

2019.07.02 PRESS


 アシックスは、このたび、NECソリューションイノベータ株式会社(本社:東京都江東区、社長:杉山 清、以下「NECソリューションイノベータ社」)と共同開発した「NEC 歩行姿勢測定システム」に新機能を追加し、歩行姿勢改善プログラム「歩行姿勢に応じたおすすめエクササイズ」の提供を開始しました。

 「NEC 歩行姿勢測定システム」は、「歩行速度」「歩幅」「胸腰部の上下動」「足の上がり角度」など36項目を測定し、身体全体の歩行姿勢を年齢と性別に応じた基準で点数化できるシステムです。3Dセンサに向かって約6mの距離を普段どおりに歩くだけで全身の関節角度が計測でき、測定ノウハウや測定用マーカーなどを必要としないため、専門の測定員でなくても手軽に扱えるのが特徴です。 
 このたび提供を開始した「歩行姿勢に応じたおすすめエクササイズ」では、本システムで測定した歩行姿勢の結果から、歩行姿勢を改善するための運動プログラムを提示します。運動プログラムの内容は、「筋力トレーニング」「ストレッチ」「動きのドリル/歩行姿勢のポイント」「歩行プラン」で構成しており、負荷の少ない「ライト版」、より負荷の高い「ノーマル版」、これら2つを組み合わせた「統合版」の3種類を用意しています。
 本機能の追加により、歩行姿勢を指導する専門家がいない場合でも、歩行姿勢の測定・改善を効果的に行うことができるようになります。

           歩行姿勢の改善アドバイス画面イメージ①

           歩行姿勢の改善アドバイス画面イメージ②

〇「NEC 歩行姿勢測定システム」ウエブサイト
        https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/walkingform/


〇システム開発の背景 
 日本における高齢化の進展などを受け、厚生労働省は、国民の健康増進の推進に関する基本的な方向や目標に関する事項などを定めた「健康日本21」を策定しています。その中で、平均寿命と健康寿命に約10年の差があると算出されており、高齢になっても自立して移動することができる身体づくりへの重要性が高まっています。 
 そこで当社は、生活行動範囲に影響を及ぼす「歩行」に着目し、2017年1月に「NEC歩行姿勢測定システム」をNECソリューションイノベータと共同開発しました。 
 これまで多くの施設や自治体などで活用され、お客さまからは、測定結果をふまえて歩行姿勢を改善する具体的な運動にも取り組みたい、というニーズをいただきました。今回の運動プログラムは、このようなニーズを反映させるため、当社が本年1月に開発した企業向け健康増進プログラム「ASICS HEALTH CARE CHECK」※の知見を活用して開発したものです。
              ※ご参考 https://corp.asics.com/jp/press/article/2019-01-04

 本システムは、NECソリューションイノベータ社より一般に販売されているほか、今後当社が運営する施設やイベントなどでも活用していく予定です。

 当社は「スポーツでつちかった知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」をビジョンとして定め、中期経営計画「アシックス・グロース・プラン(AGP)2020」で「健康快適」を事業領域の1つとして設定しています。今回の取り組みは、これらを実現、達成するための一環として展開するものです。

PDF版のダウンロードはこちら

プレスリリースに戻る