ランニングフォーム分析アプリ 「ASICS RUNNING ANALYZER」の「スポーツクラブ ルネサンス」でのトライアル運用を開始
2019.03.27 PRESS
「ASICS RUNNING ANALYZER」は、タブレット端末でランニング中の動画を撮影するだけでランニングフォームを分析できるアプリです。撮影された映像をクラウド上のAI(人工知能)で自動解析して18箇所の関節位置を割り出し、認識した関節位置データからフォームの分析・評価を行います。さらに、分析結果からフォーム改善のための推奨トレーニングを提案します。
2018年2月の東京マラソンEXPO2018で初めてお客さまに体験いただき、現在は「ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI(アシックスラン東京丸の内)」、ロンドンの「ASICS REGENT STREET FLAGSHIP (アシックス リージェントストリート フラッグシップ)」、ニューヨークの「ASICS 5th AVENUE FLAGSHIP (アシックス フィフスアヴェニュー フラッグシップ)」の世界3店舗で導入しています。手軽に自身のランニングフォームを客観的に評価できることから、お客さまからも好評を得ています。
このたび、当社直営店以外で本アプリをトライアル運用することで、スポーツジム利用者や店舗スタッフからのフィードバックを集め、アプリの機能改善につなげます。また将来的には、企業向けサービスとして販売することも検討します。
当社は、中期経営計画「ASICS Growth Plan (AGP) 2020」のコア戦略の1つに「デジタルを通じたスポーツライフの充実」を掲げ、デジタルの力を活用し、お客さまがスポーツから得る充実感を高めることを目指しています。
2016年3月に子会社となったフィットネスキーパー社は2018年1月にアシックス・デジタル社に改称し、デジタル戦略の中核を担う組織としてアシックス本体と密に連携して、アプリを通じたアシックスブランドの認知拡大やお客さまのエンゲージメント強化などに取り組んでいます。
今後もデジタル技術を駆使した先進的なサービスを創出し、お客さまのスポーツ体験に新たな価値を提供していきます。
〇ASICS RUNNING ANALYZERについて
アシックスが蓄積したランニングフォームに関するデータや知見を活用し、アシックススポーツ工学研究所が開発した独自のアルゴリズムによってランニングフォームの分析・評価を行います。2019年2月に機能を拡充し、従来の「ストライド」「ピッチ」「上下動」「体幹の前傾」「腕の振り幅」「脚の振り幅」に「足首の角度」を加えた計7つの項目について数値を割り出して評価します。お客さまのフォームの傾向を自動的にフィードバックし、分析結果をもとにフォーム改善のための推奨トレーニングを提案します。また、2つのフォームを比較する機能を追加したことで、着用シューズ別にフォームの違いを確認できるほか、他者との比較も可能になりました。
アシックススポーツ工学研究所、2018年10月にアシックス本体に新設したデジタル推進部、アシックス・デジタル社が連携し、計測項目の追加などさらなる機能拡充をはかっています。