アバターによるデジタル空間でのウエア評価を実現 CGを利用した新たなウエア設計技術を開発

2018.11.28 PRESS


 アシックスは、このたび、数多くのコンピュータグラフィックス(以下「CG」)作品などの制作を手掛ける株式会社オー・エル・エム・デジタル(本社:東京都世田谷区、代表取締役:奥野敏聡、以下「OLMD」)と、CGを利用した新たなウエア設計技術を共同開発しました。

 今回開発した設計技術は、アシックススポーツ工学研究所が持つ運動時の体表面変形挙動分析技術と、OLMDのCG技術を組み合わせることで実現しました。
 コンピュータ上で人の動きや皮膚の変形具合などを再現したデジタル人体モデルを作製し、ウエアを着せ付けることで、着用テストや実験を行うことなく、ウエアのしわや着圧など、ウエアが人に及ぼす影響を評価することができます。
 これにより、開発リードタイムやコストを低減できるほか、ウエア設計のさらなる高精度化が期待できます。また、サンプルの作製を最小限に抑えることができるため、環境への負荷軽減にもつながります。

 今後は、本技術を活用した製品開発プロセスを推進するとともに、将来的にはお客さまの体型や動きに合わせた競技用スポーツウエアやランニング用タイツなどカスタム製品開発への応用も検討していく予定です。

 当社は、中期経営計画「ASICS Growth Plan (AGP) 2020」のコア戦略の1つに「差別化されたイノベーションの創出」を掲げ、お客さまのライフスタイルや体験に大きな変化をもたらす革新的な商品・サービス・プロセスの創出に取り組んでいます。今後も業界をリードするようなイノベーションを追求し、お客さまのスポーツ体験に新たな価値を提供していきます。


  〇株式会社オー・エル・エム・デジタルの概要
社名:株式会社オー・エル・エム・デジタル
本社所在地:東京都世田谷区若林1丁目18番10号 みかみビル2F
代表者:奥野敏聡
事業内容:数多くのアニメ作品やフルCG作品、VFX映像などを制作。海外向けのTVシリーズや映画作品の制作を通じて、活動のフィールドを拡大中。
URL:https://www.olm.co.jp


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