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陸上競技のアスリートに向けた義足スパイクソールを株式会社Xiborgと共同開発

2018.10.05 PRESS

 


 アシックスは、このたび、陸上競技の義足アスリートのパフォーマンス向上を目的としたスパイクソールを、株式会社Xiborg(サイボーグ、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:遠藤謙、以下Xiborg社)と共同で開発しました。

 今回のスパイクソールは、特にこれまで課題とされていたスタート時のダッシュをより素早く行えるよう開発したもので、Xiborg社の義足ブレードに取り付けることができます。

 スタート直後の蹴り出しから数歩までは、前傾姿勢を保ちながら加速するため、本スパイクソールは、義足の前部内側により力を込めて、推進力を発揮できるようにしたのが最大の特徴です。義足の前部内側で力を伝えるため、ソール上部のクッション材に独自の傾斜をつけています(特許出願中)。また、前部内側にスパイクピンを密に配置し、グリップ力を高めることで推進力を大きくする工夫をしています。

 効果の検証にあたっては、Xiborg社がサポートをするアスリートに協力いただきながら、アシックススポーツ工学研究所で動作解析を行いました。

 今後は、国内外で開催される陸上競技大会で順次使用していきます。

 当社は、「スポーツでつちかった知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」のビジョンのもと、世界の人々が健康で幸せな生活を実現できる製品やサービスの提供を使命としています。

 今後も、創意工夫を凝らして限界に挑むパラアスリートが優れたパフォーマンスを発揮できるようサポートします。

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