アシックス史上最軽量のミッドソール素材を採用 スピードランニングに適したランニングシューズを発売

　アシックスジャパンは、一般ランナー向けに、アシックス史上最軽量のミッドソール（甲被と靴底の間の中間クッション材）素材を搭載したスピードを出しやすいランニングシューズ「ＤｙｎａＦｌｙｔｅ（ダイナフライト）」２品番を、７月１日から直営店「アシックスストア」各店、当社ＥＣサイト、全国のスポーツ用品店などで順次発売します。

　メーカー希望小売価格はどちらも１３，５００円＋税で、初年度はあわせて約１５，０００足の販売を予定しています。

　なお、当商品は、７月１日から海外でも順次販売します。

　今回発売する商品は、特許を取得※１したスポンジ材「ＦｌｙｔｅＦｏａｍ（フライトフォーム）」を、初めてミッドソールの全面に採用したのが特徴です。「ＦｌｙｔｅＦｏａｍ」は、素材に繊維を添加する独自の技術を盛り込み開発したもので、当社従来のミッドソール素材「Ｅ．Ｖ．Ａ．（イーブイエー）」よりも約５５％の軽量化を実現し、添加した繊維のアシスト効果により、優れた耐久性やクッション性を付与しています。

　これにより、ランニングシューズとして優れたクッション性を持ちながら軽量化することで、足を前に振り出す際のエネルギー消費が低減するため、さまざまなスピードでのスムーズで効率的な足運びが可能となります。シューズ重量は約２７０グラム（２７．０ｃｍ／片足重量）で、当社ランニングシューズ※２で下回ることができなかった「３００グラムの壁」を大きくクリアしています。

※１：日本国内での取得

※２：「レーシングシューズ」を除く

〇「ＦｌｙｔｅＦｏａｍ」について

　「ＤｙｎａＦｌｙｔｅ」の機能性を象徴する「ＦｌｙｔｅＦｏａｍ」は、２０１５年１１月に発売したランニングシューズ「ＭｅｔａＲｕｎ（メタラン）」で初めてミッドソールの一部に搭載しました。「ＤｙｎａＦｌｙｔｅ」は、この 「ＦｌｙｔｅＦｏａｍ」を初めてミッドソール全面に搭載した、軽量で、かつアシックスのランニングシューズの中でも最高水準のクッション性を実現したモデルとなっています。

　「ＦｌｙｔｅＦｏａｍ」 は、アシックススポーツ工学研究所で３００以上の試作を繰り返し、約３年をかけて開発したアシックス史上最軽量のミッドソール素材です。当社従来のミッドソール素材「Ｅ．Ｖ．Ａ．（イーブイエー）」よりも約５５％軽量で、素材に添加した繊維でアシストすることで優れたクッション性と耐久性を発揮します。

　アシックススポーツ工学研究所では、３０年以上にわたり、一般の方からトップアスリートまでの幅広いデータを蓄積・分析し、製品開発に役立てています。同研究所は、製品開発において「人間を主体とした」設計を行うこと、改善する努力を続けること、パフォーマンスとスピードを追求するすべてのランナーに新たな可能性を開くことを目指しており、「ＤｙｎａＦｌｙｔｅ」はその精神を具現化した製品です。

≪株式会社アシックス執行役員 スポーツ工学研究所長 西脇剛史のコメント≫

　ランナーのみなさまには、「ＤｙｎａＦｌｙｔｅ」で「ＦｌｙｔｅＦｏａｍ」が持つ機能を本格的に体験していただけます。販売がスタートし、「ＦｌｙｔｅＦｏａｍ」がランナーのスピードをいかにして引き出すかを見るのが大変楽しみです。

〇「ＤｙｎａＦｌｙｔｅ」のグローバル・ローンチ・イベントを開催

　ニューヨークで６月１４日（現地時間）に「ＤｙｎａＦｌｙｔｅ」のグローバル・ローンチ・イベントを開催しました。このイベントは、アシックススポーツ工学研究所の知見を生かして企画したもので、「ＤｙｎａＦｌｙｔｅ」を履いて走るための特設デッキを設置するなど、当シューズの主なメリットである軽さとクッション性、スピードを引き上げる機能を体感していただく工夫を凝らしました。

　カラフルな光と音を使った華やかな演出のなか、出席者のメディア関係者およびインフルエンサーの方々が実際に当シューズを履いて特設デッキの上を走りました。アシックスと契約する陸上競技のライアン･ホール選手（米国）とキャンダス・ヒル選手（米国）も本イベントに参加しました。

≪キャンダス・ヒル選手（２０１６年から契約している最年少契約選手）のコメント≫

　アシックスと契約した理由の一つは、アスリートが文字通り速く走ることを可能にしてくれるからであり、私の競技生活・トレーニングでの目標は誰よりも速く走ることだからです。この最新のランニングシューズは軽くて履き心地が良く、ランナーの速く走る潜在能力を引き出すことができると思います。

○商品仕様

〇「ＤｙｎａＦｌｙｔｅ」の紹介動画

https://youtu.be/nPXGGriJcQc