―被災地の高齢者に運動の機会を― グラウンド・ゴルフ交流大会を陸前高田市で開催
2012.09.06株式会社アシックス(本社:神戸市、社長:尾山基)は、9月1日、陸前高田市の市立米崎小学校仮設運動場を会場として、東日本大震災で被災された方にスポーツの機会を提供し、和やかにゲームをし、体を動かしてもらうグラウンド・ゴルフ交流大会「第1回アシックス杯」を開催しました。
今回の交流大会は、東日本大震災で被災された方々の継続的支援活動「A Bright Tomorrow Through Sport(ブライト トゥモロー スルー スポーツ)」の一環として開催しました。大会には108名が参加し、当社からはクラブ、ボール、景品、参加賞などを提供しました。
震災により仮設住宅暮らしや故郷を離れた地での生活を余儀なくされるなどコミュニティが断たれた高齢者が多く、今回の交流大会は、こうした方々に再びスポーツの機会を提供するとともに、離ればなれになってしまった仲間やコミュニティの再開の場としての役割を果たしました。
大会開会式には、陸前高田市の戸羽太(とばふとし)市長も参加され、「グラウンド・ゴルフをすることでますます健康になってほしい」と参加者に言葉をかけられました。
参加者からは、「震災以来グラウンド・ゴルフをしていなかったので、これを機会に再開します」、「みんなとバラバラになってしまって、久しぶりにみんなの顔をみておしゃべりが出来てうれしかった」などのコメントをいただき、今回の交流大会が運動とコミュニティを取り戻す機会となりました。
当社は、今後も継続的に交流大会を行い、被災地で暮らす方々の精神・身体の健康維持・増進をサポートしていきます。
○大会概要
1 主 催:株式会社アシックス
2 主 管:陸前高田市グラウンド・ゴルフ協会
3 後 援:陸前高田市、陸前高田市教育委員会、陸前高田市体育協会、株式会社東海新報社
4 協 賛:NPO法人遠野まごころネット※
○グラウンド・ゴルフについて
グラウンド・ゴルフは専用のクラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットを使用して、ゴルフのようにボールをクラブで打ち、ホールポストにホールインするまでの打数を競うスポーツです。
場所によって距離やホールポストの数を自由に設定でき、ルールも簡単なため、常設のコースが無くてもどこでも、だれでも手軽に楽しむことができ、生涯スポーツとして60代から80代の方々を中心に競技人口が増加しています。
○A Bright Tomorrow Through Sportの主な取り組み
・0歳から18歳までの、両親をなくした震災遺児を対象に、ウエアやシューズなど当社スポーツ用品を継続的に提供していく、震災遺児支援プログラム
・被災地域へのスポーツ選手派遣プログラム
・被災地での運動指導プログラム
・被災された子どもたちをアシックススポーツミュージアムやアシックススポーツ工学研究所(ともに神戸市)などに招待し、スポーツの楽しさや復興後の神戸に触れることで活力を取り戻していただく神戸招待プログラム