介護士の足元を支えるため新たに開発 介護業務用シューズ「ケアウォーカー」を発売

株式会社アシックス（本社：神戸市、社長：尾山基）は、介護業務時の動きを研究して新たに開発した介護業務用シューズ「ケアウォーカー」を、２月１日から全国のスポーツ用品店、介護用品取扱店などで順次発売しています。

メーカー希望小売価格は６，８２５円（本体６，５００円）で、初年度は５，０００足の販売を予定しています。

今回発売の商品は、被介護者を支え、抱える場面が多い介護業務特有の動きをサポートするために開発したもので、介護施設で実際に働く方の意見を参考に作製しています。

業務中は、重心を低く保ったり、前かがみの体勢になったりすることが多いことから、荷重がかかりやすい靴底や中敷きの前部にやわらかいスポンジ材を使ったほか、靴底全体の接地面積が大きくなるよう設計することで、足元を安定させながらしっかり踏ん張れるようにしています。また、靴底前部は、しゃがむ姿勢にあわせた屈曲溝を設けています。

アッパー（甲被）は、かかと周りを低くして履き口を大きくすることで、急な対応時でもすみやかに履けるようにし、かつ、面ファスナーのベルト１本を折り返して締める構造にすることでフィッティング調整しやすくしています。

当社は、２０１０年１１月に発表した中期経営計画「アシックス・グロース・プラン（ＡＧＰ）２０１５」の中で、「高齢化社会において、健康維持や介護など生活に貢献できる分野」を新たな事業領域として位置付けており、スポーツにおける技術資産を生かした製品開発やサービスの充実につとめています。

当シューズは、この一環として発売するもので、当該分野では、このほか医療用ウエアや看護師用シューズ、高齢者向けにつまずきにくい仕様にしたウオーキングシューズ「歩歩楽ＷＡＬＫＥＲ（ぽぽらウォーカー）」などを展開しています。

○商品仕様

※価格は消費税込みのメーカー希望小売価格です。（　　）内は消費税抜きの本体価格です。