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「オニツカタイガー」のコミュニケーションビジュアルがカンヌ国際広告祭のデザイン部門において高評価

2010.07.07 PRESS

「TANSUシューズ」

 株式会社アシックス(本社:神戸市、社長:尾山基)のスポーツファッションブランド「オニツカタイガー」のコミュニケーションビジュアルがこのたび、第57回カンヌ国際広告祭(International Advertising Festival)において、デザイン部門の金賞を受賞しました。

 受賞したのは、スニーカーをモチーフに日本の桐たんす職人が作製した「TANSU(たんす)シューズ」です。

※コミュニケーションビジュアル・・・シーズン毎のブランドコンセプトを表現するビジュアル。

 「オニツカタイガー」が毎年、コミュニケーションビジュアルを決める際に核としているのは“Made of Japan”です。ブランドの伝統を守りつつ、ユニークで新鮮なイメージを伝える手段として今回選んだのはスニーカーをモチーフにした桐たんす「TANSUシューズ」。今年、創業227年を迎える新潟の桐たんす屋・有限会社小倉タンス店に依頼し、すべて手作業による伝統技術を駆使し、設計段階から4ヵ月後に完成しました。

 丁寧な塗り、機密性の高い引き出し、3つの秘密のからくり扉には長い歴史の中で培った伝統的な技術が施されています。引き出しを開けると、「オニツカタイガー」の足跡がわかるような過去の商品やプロモーションツールが入っており、「TANSUシューズ」の製作過程がわかるメーキングビデオも見られるようにしています。

 当社では、ブランドキャンペーンの一環として、この「TANSUシューズ」を展示受注会や当社グループの直営店に展示しています。ユニークで魅力的な引き出しや秘密のからくり扉は、来場、来店したお客様の興味をそそり、その場は日本の伝統技術と新しい発見を楽しむコミュニケーションの場となっています。

 歴史と伝統に培われた職人の高い技術に、秘密のからくり扉のような遊び心。高い技術、伝統と遊び心をあわせ持った「TANSUシューズ」はまさに「オニツカタイガー」のコンセプトそのものであり、この点が評価され今回の受賞につながったものと考えています。

○カンヌ国際広告祭(International Advertising Festival)について

 カンヌ国際広告祭は、規模の大きさ、入賞作品のレベルの高さなどから、広告制作とブランドコミュニケーションの分野において世界最大の広告祭と言われています。57回目を迎えた今年は6月20日から26日、フランスのカンヌで開催され、90の国と地域から22,500作品のエントリーがありました。

 多様に進化する現代の広告手法にあわせて12部門を設けており、部門ごとに4つの賞(グランプリ、金賞、銀賞、銅賞)を発表しています。今回「オニツカタイガー」のコミュニケーションビジュアルが受賞したのはデザイン部門の金賞(Cannes Gold Lion)です。

「オニツカタイガー」ブランドについて

 「オニツカタイガー」は、当社創業者の鬼塚喜八郎がはじめてスポーツシューズを作製した1949年から、スポーツウエアメーカー2社と合併して株式会社アシックスを設立した1977年まで製造していた商品のブランドで、2002年9月から新たにスポーツファッション市場向けのブランドとして国内外で本格的に展開しています。

 シューズは主に、過去に競技用シューズだったものを街でも履けるよう現代風にアレンジしており、商品ひとつひとつにストーリーがあります。また、シューズ、アパレル、バッグ、アクセサリー類には、日本の伝統的な柄や素材、染色技術を使った商品を多く取り揃えており、「和」と「スポーツ」の融合を表現しています。

 日本の伝統文化が海外で注目されている中、日本発のグローバルブランドとして国内外の若者を中心に人気を集めています。

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