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社員とその家族が集まり森作り活動を実施 国土交通省の所管する六甲山系グリーンベルト整備事業に参画

2009.11.30 PRESS

 株式会社アシックス(本社:神戸市、社長:尾山基)は、このたび、アシックス労働組合と 共同で、土砂災害の防止や環境保全を目的とした六甲山系グリーンベルト整備事業(所 管:国土交通省近畿地方整備局六甲砂防事務所)に参画し、森作り活動を開始しました。

 当社は、国が所有する渦が森地区の「森の世話人」として、草刈りや植林など森林の手 入れを継続的に行っていきます。

○写真

笹を刈る様子

 当社は、地元六甲山系の豊かな自然環境を守り、土砂災害を防止する観点から、本活 動に労使共同で取り組んでいます。10月24日の第一回活動では、公募によって集まった 社員とその家族31人が、活動用地の斜面にはびこった笹の刈り取りを行いました。参加し た社員にとっては、慣れない山林での作業で苦労もありましたが、作業終了後には手入れ をされた森の姿が確認でき、充実したものになりました。第2回の活動は、今回整備した用 地に落葉広葉樹を植樹するもので、来春の実施を予定しています。

 アシックス労働組合では、活動方針の一つの柱として社会貢献活動を掲げ、年間を通じ て様々な取り組みを行っています。六甲山での活動は、これまで登山道のゴミ拾いや河川 の清掃といった実績があります。

○六甲山系グリーンベルト整備事業について

 六甲山系グリーンベルト整備事業は、阪神・淡路大震災を契機に始められた、砂防事 業における新たな取り組みで、六甲山麓地域の健全な生活環境を守るため、市街地に 面する山腹斜面を防災緑地として整備し、土砂災害に強い森づくりを行うものです。

 国土交通省近畿地方整備局六甲砂防事務所では、この事業の一環として、市民団体 や企業と協働での森づくりを行っており、各団体が「森の世話人」として六甲砂防事務所 の指導や道具の貸与を受けながら森づくりを実施しています。

 当社が世話人となった渦が森地区では、過去の植林によるヒノキやニセアカシアが密 生し、地表は笹に覆われている箇所が多く見られます。このような状態は、土砂災害防 止や生物多様性の観点からは好ましくないため、落葉広葉樹林の成立に向けた整備を 実施することで、周辺地域の安全と環境を守っていきます。

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