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デザインテーマは「太陽の光」 バレーボール男子日本代表チームの試合用ユニホームについて

2009.11.13 PRESS

 株式会社アシックス(本社:神戸市、社長:尾山基)は、「ワールドグランドチャンピオンズカップ2009(男子大会:2009年11月18日〜11月23日)」にむけて、全日本男子バレーボールチーム「龍神NIPPON」が着用する試合用ユニホームを作製しました。

 なお、当ユニホームは財団法人日本バレーボール協会(所在地:東京都渋谷区、会長:立木正夫)との契約に基づき作製したものです。

 今回のユニホームは、デザインテーマを「太陽の光」としています。世界の舞台で戦う日本代表選手の力強い姿や勝利への強い意志を、明るく輝く「太陽の光」に見立てて表現しています。また、選手の意見を取り入れ、男子の日本代表ユニホームでは初めてノースリーブタイプを採用しました。

 機能面では、当社スポーツ工学研究所での研究を基に可動性を高めた機能構造を盛り込んだり、軽く吸汗速乾性の高い素材を使ったりするなど、選手が快適にプレーできるよう仕上げました。

モデルは左:石島雄介選手、中央:福澤達哉選手、右:清水邦広選手

※JVA承認2009-11-0004

○デザイン・カラー

 デザインテーマは「太陽の光」です。鮮明な発色ときれいなグラデーションがでる昇華プリント※を使い、シャツの前身頃とパンツの右側に太陽が光り輝く様子を大きくあしらっています。

 シャツはレッド、ブラック、ホワイトの3種類、パンツはレッド、ブラックの2種類があります。

   ※昇華インクを使って転写紙などに印刷した紙に高温の熱をかけ、インクを気化させることで繊維に色を浸透させる加工方法。表面に印刷した違和感が残らず柔らかい風合いやきれいな発色が特徴。

 

○機能特徴

 今回新たに、筋肉の可動域が大きい背中部分に、運動時における皮膚の伸長率に着目して身体の動きに合わせて360度どの方向にも伸びるようにした織物素材「フレックススキンプラス」を採用しました。フィット性がより高まり選手の激しい動きをサポートします。

 また、本体の前身頃には薄くて軽量の織物素材「プレミアムドライクロス」を採用しており、吸汗層と拡散層による多層構造で、かつ肌面をループ状にして導水層と空気層を設けることにより、汗を吸収して素早く表面層に移動し、広く拡散させるほか、不快なべとつきや濡れ戻りを抑えます。

 さらに、運動時における皮膚や関節の形状変化を分析し、ウエアが引きつれやすい部分に伸縮性の高い生地を配した当社独自の機能「プロフィットテクノロジー」を搭載しています。レシーブやスパイクなどの体勢を考慮し、シャツは脇から裾に配して腕を上げたり伸ばしたりしやすく、パンツはでん部の上に配してかがみやすくしています。

○インナーウエアについて

 試合用ユニホームの下に着用するインナーシャツ「肩バランスノースリーブシャツ」とインナーパンツ「TIコアバランスインナーパンツ」も合わせて提供します。

 「肩バランスノースリーブシャツ」は、背中にひし形に高弾性生地を配した「ダイヤモンドバック」構造を採用しています。肩甲骨を脊柱方向(背中側)に引き寄せて本来の正しい位置にセットするもので、これにより肩の可動範囲が広がり、スパイクの打点が高くなるなどパフォーマンスの向上が期待できます。

「TIコアバランスインナーパンツ」は、当社スポーツ工学研究所で運動時における骨盤の役割を研究・分析したコ アバランステクノロジーを応用し、骨盤まわりに高弾性ベルト(コアバランスベルト)を搭載しています。これにより骨盤を直立、安定させ、骨盤まわりの筋肉の活動が促進され、当社スポーツ工学研究所の実験結果では跳躍動作が平均7mm向上することが検証されています※。(インナーウエアの着用は選手の選択によります)

   ※高校、大学、社会人のバレーボール、バスケットボール男子選手23名の助走付きジャンプで、通常のインナーパンツと「TIコアバランスインナーパンツ」を着用した際の跳躍高の差の平均値。

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