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製造時の環境負荷の管理

アシックスは環境に配慮した経営を実践するサプライヤーと協働していきます。アシックスは製造に関わる多くの部分をサプライチェーンに委託しており、環境負荷の大部分はサプライチェーンで発生しています。また、製品LCA評価の結果から、スポーツシューズ関連は材料調達と製造段階で、スポーツウェア関連は生地やウェアの材料調達段階と製造段階と消費者による使用段階で最も多く環境負荷が発生していることも分かりました。当社はサプライチェーンの環境負荷低減を進める責任があると認識しています。

1. 直接取引工場での環境負荷

2011年度から、スポーツシューズの生産委託先工場との協働で製造時の環境負荷を低減する製品設計に取り組んできました。また、サプライヤーに環境マネジメントシステムの導入も奨励しています。

今後も継続してサプライヤーの主要な環境指標を測定しながら、更なる環境負荷低減を支援し、アシックス製品全体の環境負荷低減につなげていきます。当社は現在、スポーツシューズ製造工場に関連した環境負荷を測定しており、近年中にこの取り組みをスポーツウェア部門まで拡大する予定です。また、サプライヤーとも更に密接に協働し、継続的に環境管理の改善に取り組みます。


※上から「1足あたりのCO2排出量」「1足あたりの水使用量」「1足あたりの廃棄物量」「リサイクル及び回収された廃棄物総量」

2. 中国のサプライチェーンでの環境管理

2016年、アシックスはIPE(The Institute of Public & Environmental Affairs)との協働を開始し、中国のサプライチェーンでの環境管理の改善に努めています。IPEは2006年から26万を超える環境問題に関する公的機関からの監督記録を収集し、Blue Mapデータベースで公開し、関連企業に是正を求めています。IPEは中国の青い空と澄んだ水を取り戻すため、情報開示と多くの組織の関与を促しています。アシックスはBlue Mapデータベースを使用し、中国の委託先工場を包括的に調査しています。今後もIPEとのパートナーシップを維持し、サプライチェーンの環境管理を進めていきます。また、新しい環境ガイドラインや監査システムの確立を進めています。

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詳細はサステナビリティレポート(英語)をご覧下さい