世界の人々の心身の健康に貢献し、スポーツができる環境を守る
コロナ禍で、これまで以上に心身の健康の大切さを人々が実感しています。アシックスでは、コロナ禍による制約の多い環境下でも、人々が仲間とともに、より楽しく前向きにランニングやウォーキングに取り組めるよう、駅伝形式のリレーマラソン「ASICS World Ekiden」を提供するなど、デジタルコンテンツを活用した新しい方法で、人々の心と身体を健やかにする施策を展開しています。その一方で、専門性を有する企業や学者の方々と協働で、世界中から数千人規模の参加者を集め、スポーツが人の心に与える影響を解明する研究を進めており、そこから得られた知見を革新的な製品·サービスの開発へとつなげていきます。
スポーツとメンタルヘルスに関する研究
スポーツを行うことで心がどのように変化するかを可視化できるシステム「Mind Uplifter」を開発し、2021年6月2日から無料で一般公開しています。この取り組みは、コロナ禍で影響を受けている世界中の人々の心身の健康を維持するためのスポーツの促進や、特に精神にもたらす効果について検証し、スポーツが持つ意義を改めて認識しようとするものです。世界各地で100万人の参加、利用を目指しています。各ユーザーのデータを集約し、世界の人々が運動することでどれだけ健やかな気分になれたかを一目でわかるようにした「World Uplift Map(ワールドアップリフトマップ)」も見ることができます。
“運動は、メンタルヘルスとWell-being(ウェルビーイング)の維持に非常に重要な役割を果たしており、今後ますます重要になっていくでしょう。このたび、EEG測定(脳波測定)を使用した独自の方法により、かつてないほどスポーツの高揚力を確実に測定できるようになりました。私たちの希望は、できるだけ多くの方に、運動することで心も動かし充足感を実感していただくことです。”
ブレンドン·スタッブス博士のコメント
King’s College London