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世界の人々の心身の健康に貢献

コロナ禍で、これまで以上に心身の健康の大切さを人々が実感しています。制約の多い環境下でも、人々が仲間とともに、より楽しく前向きにランニングやウォーキングに取り組めるよう、駅伝形式のリレーマラソン「ASICS World Ekiden」を提供するなど、デジタルコンテンツを活用した新しい方法で、人々の心と身体を健やかにする施策を展開しています。その一方で、専門性を有する企業や学者の方々と協働で、世界中から数千人規模の参加者を集め、スポーツが人の心に与える影響を解明する研究を進めており、そこから得られた知見を革新的な製品·サービスの開発へとつなげていきます。



ASICS World Ekiden

3年連続開催された駅伝形式のリレーマラソン「ASICS World Ekiden2022」は、2022年11月10日から22日まで開催されました。リレーはマラソンの距離(42.195km)を6つのセクション(5km×3、10km×2、7.195km×1)に分け、最大6人が登録できます。2022 年には、22,257 人が登録しました。 これまで 32,919 チーム、118,844 人の参加者が参加し、578,823 km (地球 14 周以上に相当) の距離を、世界中の人々が一緒に楽しみました。

事業活動を通しての寄付
人々の心と身体の健康に貢献する

消費者からの寄付
アシックスでは、スポーツウエアやシューズ、サービスの購入時や、スポーツイベントなどで寄付ができるプログラムを提供しています。2022年には、イギリス、オランダ、アメリカ、日本で導入されました。消費者からの寄付は115,754 米ドルでした。

A family Runkeeper challenge
ランニングアプリを使用して開催された家族で楽しめるランニングイベントを 2022 年 12 月 5 日から 31 日まで開催しました。日本、オーストラリア、アメリカから14,286件の参加申し込みがありました。この取り組みを通じて寄付を行いました。

The Dam tot Damloop race
オランダの大会、The Dam tot Damloopでは参加申し込み時に寄付することができます。自分の名前とゼッケン番号を登録し、完走者の写真をソーシャルメディアに投稿するとすべての写真に対して10 ユーロを寄付できるイベントを開催し10,000ユーロを集めました。150 人のランナーから25,681.94 ユーロを集め寄付を行いました。

スポーツとメンタルヘルスに関する研究

世界の人々における運動とメンタルヘルスの関係性を調査した「ASICS State of Mind Index(アシックスステートオブマインドインデックス)」を公開しました。
【調査結果のポイント】
・ポジティブな精神状態を10項目に分類しスコア化※1したところ、アクティブな人々(運動時間が週150分以上の人々)の平均スコアは100点満点中68点で、非アクティブな人々(運動時間が週30分未満の人々)の平均スコアは56点だった。
・どの世代でも運動とメンタルヘルスには正の相関関係がみられ、57歳以上の世代のスコアが最も高く、18~24歳の世代のスコアが最も低かった。
・参加したのは16か国37,000人で、参加者全員の平均スコアは64点だった。



“世界規模の調査「ASICS State of Mind Index」は、運動とメンタルヘルスの間にポジティブなつながりがあることを示しています。また、約30分の運動が心の高揚に必要な最小時間であると考えている人が多いようですが、アシックスの研究では、「約15分9秒」が実際に必要な時間であることをすでに明らかにしています。このような少しの運動でもポジティブな精神的影響を引き起こすことを、より多くの人に知ってもらい、心の充足感を実感していただきたいと思います。

ブレンドン·スタッブス博士のコメント
King’s College London