製品開発職

Interview Index

1 .仕事の内容

アシックスでは、ランニングシューズやアパレルといったカテゴリーごとに市場をリードする地域に本部を置き、PM(プロダクトマネジャー)が製品やラインナップを企画しています。私はアパレル・アクセサリーを中心としたカテゴリーのPMとして、たとえば、このシーズンはジャケットとパンツでそれぞれ型を数パターン展開する、Tシャツならコットン何パーセントの生地で、このデザインをベースに何型を揃える…といったように、1年半〜2年後の春夏・秋冬向けの製品やラインナップを企画。デザイナーやパタンナー、開発のメンバーとも連携を取りながら試作品の製作も手掛けています。

また、製品やラインナップ、試作品がまとまった段階で、各販社のMD(マーチャンダイザー)へプレゼンを行い、各地域の市場やニーズに合わせたカタチへ落とし込むことも大切な役割。プロモーションや販売にも繋がるように、各国から集まるMDメンバーには「私がどんな思いで製品ラインナップを企画したのか」という一本のストーリーまで伝えることに力を入れています。

Ogi0393_1_col3

2 .キャリアパス

高校までバスケットボール部に所属。大学ではトレーナーとして選手をサポートしてきました。シューズなどのモノを通して、スポーツの感動を伝えたいと思ったことがアシックス入社のきっかけ。モノづくりにも興味があり、入社後はアパレルの商品開発を経験しました。競技用ユニフォームの開発を担当する機会もあり、リオオリンピック・パラリンピックでは金メダルを獲得した選手のユニフォームを担当。メダル獲得時は思わず涙するほど感動しました。その後、今の上司の声掛けもあり、モノづくりの上流(企画)を担当できる今のポジションに就きました。最初は国内向けアパレルを手掛けていましたが、今はグローバル向けの製品を担当しています。

実はこの私のキャリア、5年後・10年後に自分がどんなことをしたいのか、入社直後にキャリア支援の一環で提出した内容とほぼ同じなんです。モノづくりの経験を積み、その後は市場をリサーチしながら手掛けた製品を世界に届けたい——それが上司や先輩方にも恵まれ、実現できているのはありがたいですね。

Ogi0393_1_col3

3 .海外との仕事で印象に残っていること

グローバル向けの商品企画を担当するようになり、各販社とのやりとりもぐっと増えました。いつか英語は使うはず…と入社以来、社内で英会話も学んできましたが、特にMDの前でのプレゼンとなると、まだ緊張しますね(笑)。

製品ラインナップは、市場の大きな地域の意見を柱としつつ、市場規模は小さいながらもこれから伸びそう地域の意見も取り入れるなど、企画のバランスが難しい部分もあります。また、海外の担当者へプレゼンするようになってからは、なぜこういったラインナップやデザインにするのか、その根拠を示すことも求められるようになりました。だからこそ海外出張では、ストアの視察、現地社員とのコミュニケーションを通して、そのシーズンのベストな着地点を見出すことを一番に考えています。プレゼンでもデザイン的なストーリーはもちろん、販売数や売上の伸びといった数字まで発表することで、各MDが納得してセールスに落とし込めるよう心掛けています。

Ogi0393_1_col3

4 .やりがいを感じた瞬間

オフシーズンはストアを中心に市場のリサーチを行っていますが、私はプライベートで映画館に行ったり、音楽フェスに参加したり、美術館で絵を観ることも、次のシーズンの企画に必要なことだと考えています。机上だけで考えるより、さまざまな場所に足を運んで、肌で感じたリアルな感覚が、よりよいアイデアにつながることが多いんです。私が企画し、世の中に発表された製品は、そうやって生まれた私の子どもみたいなもの(笑)。世界中のストアに並び、世界中の人が身につけてくれていることがこの仕事のやりがいです。時にはすれ違った人が私の企画した服を着てくれていた…という瞬間に出会えることも。モノづくりに携わる人間として本当にうれしい限りです。

5 .今後の目標

さまざまなスポーツブランドがある中で、担当カテゴリーでのアシックスのシェアを拡大することが一番の目標です。そのためには、アシックスの強みを活かした製品やラインナップをより充実させる必要があります。日本発のブランドとして、モノのよさを押し出すのか、それとも和柄や浮世絵など日本らしさを強調していくのか、強みをどう製品に落とし込むのかはこれからも検討する必要がありますが、ブランドロゴがなくても「あれはアシックスだな」と思ってもらえるくらいまで成長させたいですね。

また、私の上司は女性のマネジャーですが、プレゼンがとても上手く、憧れの存在でもあります。他の部署を含めて、アシックスでは女性社員がたくさん活躍しており、私もそれぞれのよい部分を取り入れたいと思っています。いつか私も後輩たちの「こうなりたい!」というお手本になれたらいいですね。

6 .とある1日のスケジュール

9:00

出社

メールをチェック。今日のTO DOリストに優先順位をつけて1日のスケジューリングをします。

出社

10:00

資料作成・サンプル準備

プレゼンに向けた資料作りやサンプルなどの準備を行います。

資料作成・サンプル準備

11:00

上司に確認

資料やプレゼンの流れを上司に報告。アドバイスをいただきます。

上司に確認

12:00

昼休み

社員食堂でチームメンバーとランチ。休日の話など和気あいあいとした雰囲気です。

昼休み

14:00

ミーティング

次シーズンの商品についてのフィードバックなど、海外販社のメンバーとミーティング。販社によっては早朝や夜にミーティングを行うことも。

15:00

社内で打ち合わせ

デザイナーや開発、パタンナーと次シーズンの商品について打ち合わせ。

社内で打ち合わせ

18:00

退社

今日のTO DOリストを完了すれば業務終了。翌日の動きも確認します。

休日

音楽フェスなどに行って、ライブを楽しみながら来場者のファッションもチェック。