
PERSONAL INTERVIEW #04
私たち自身が
その場を楽しむことが
お客様の満足につながる
アシックスジャパン株式会社
オニツカタイガー 店舗スタッフ
2017年入社
アシックスを選んだきっかけは?
学生時代に取り組んできたスポーツの経験を生かしたくて、スポーツブランドで働きたいと考えていました。正直なところ「このブランドで!」というこだわりがないまま数社にエントリーをしていたのですが、人事の方や会社の雰囲気に触れるうちにアシックスという会社に惹かれ惹かれました。入社の決め手となったのはアシックスが掲げる将来像。「誰もが一生涯、運動・スポーツを通じて心も体も満たされるライフスタイルを創造する」という理念には、今でもとても共感しています。
販売職を選んだきっかけは?
人と関わることや話すことが好きなので、販売職は自ら希望しました。私自身ファッションが好きなので、休日によくショッピングに出かけます。そこで思うのは、実際にお店でスタッフの方と会話をしながらじっくり買い物をすることは、ネットショッピングにはない楽しい体験だということ。私もそんな楽しいひとときをお客様にお届けしていきたいと思っています。それまで販売の経験はありませんが、実際にやってみるとさまざまな学びや気づきがあり、人生が豊かになるなと感じています。
学生時代に夢中になったことは?
大学時代はジャズダンスとチアダンスに全力を注いでいました。特に力を入れていたジャズダンスでは、在学中に2回世界大会に出場し、一度は優勝することができました。約20人の団体で踊るチーム競技なのですが、指導者に頼らず自分たちで考えて話し合い、練習内容も一から作り上げていくのがやりがいでもありましたし、難しくもありました。チームで協力をしてひとつのものを完成させるという意味では、店舗作りにも共通する部分がありますね。

今の仕事内容について
具体的に教えてください。
オニツカタイガーの旗艦店で主に接客を担当しています。お客様が求めている商品をスムーズにお出しすることはもちろんですが、人気のサイズは欠品していることもありますし、そもそも、欲しい商品がまだ決まっていないお客様もいらっしゃいます。そこで会話をしながら隠れたニーズを探し出したり、お客様の雰囲気に合わせた商品をご提案することで、一組でも多くのお客様にご満足いただけるよう心がけています。
旗艦店は、「ヘリテージコレクション」や「コンテンポラリーコレクション」、「ニッポンメイド」から「ジ・オニツカ」、さらに「キッズ」まで、すべてのラインナップを揃えています。自分の持ち場に限らず幅広い商品知識を身につけ、私たちのお店でしかできないご提案ができればと思っています。
仕事のやりがいは?
人と関わることが好きという一心で販売職に就きました。お客様の時間が許す限り、どんな困りごとでも解決したいと思うので、長いときには30分以上お話をさせていただくこともあります。そうした中で何よりモチベーションになるのは、「あなたから買いたい」と言っていただけること。その場では購入に至らなくても、後日もう一度お店に戻ってきて指名してくださるお客様も多くいらっしゃいます。今はネットショップで何でも購入できる時代。だからこそこうした店舗ならではのやり取りに、とてもやりがいを感じます。
仕事で困難に直面したエピソードと、
それをどう乗り越えたのか
教えてください。
過去には数字を気にするあまり、接客で空回りしてしまうことがありました。販売職として3年目を迎えた頃で、少しずつ売上にも貢献できるようになってきたのに、うまく販売することができない負のループみたいなものに陥ってしまいました。もちろん、個人にノルマがあるわけではありません。でも店舗全体の売上を意識するようになると、焦りや葛藤が出てきてしまって。そんなときに初心を思い出させてくれたのが、上司の「楽しめ!」という言葉でした。目的はシューズを販売することではなく、お客様にオニツカタイガーの店舗で過ごす時間を楽しんでいただくこと。そしてその時間を自分も楽しむということ。結局、肩に力を入れすぎずに接客をしているときのほうがお客様の反応も良くなりました。

アシックスの職場環境について
教えてください。
私たちの店舗には15人の社員がいますが、仕事中だけでなくプライベートでも仲がいいです。和気あいあいとしていますがメリハリがあって、やるべきことはきっちりとやる。オンとオフの切り替えがはっきりしている職場だなと感じています。
みんなでフォローしあう体制ができているのも、働きやすさに繋がっています。私は販売の経験がなかったため最初は先輩に頼りっぱなしでしたが、一から丁寧に仕事を教えていただいたので楽しく成長することができました。これからは世界一の店舗を目指して、スタッフ一丸となって切磋琢磨しています。
アシックスジャパンの
販売職に向いているのは
どんな人だと思いますか?
固定概念にとらわれず、積極的に楽しめる人です。販売の仕事は、売るためにこうしなきゃいけないというルールはなく、お客様の側に立った臨機応変な対応力が求められます。そういう意味では、私のように販売の経験がない方がむしろ向いているかもしれないとさえ思います。何より大切なのは、販売という仕事を楽しむ気持ち。それがお客様により充実した時間をお過ごしいただくことにつながります。商品知識や接客技術ももちろん必要ですが、話すことが好き、アシックスの製品が好きという気持ちがあれば、乗り越えられないことはないと思います。
今後チャレンジしてみたいことは?
副店長や店長としてお店を作っていく立場になることですね。でもそれはあくまで一番近い目標です。アシックスでは、店舗で店長を経験した人が本社勤務になるケースも多く、私もさらに先のキャリアアップを意識するようになりました。いつか自分でシューズを企画し、ジャズダンスやチアリーディングの世界にもアシックスを広めていけるような人材になっていきたいと考えています。ちなみにその分野では欧米ブランドのシェアが高いのですが、アシックスの技術やノウハウを応用すれば、きっと良いものができると確信しています。

*記載内容は取材当時のものです。