選抜型プログラム(ASICS Academy)
受講者インタビュー

グローバルでビジネスをリードできる人財を、戦略的かつ早期に育成することを目的とした、選抜型プログラム「ASICS Academy」について紹介します。

1.仕事内容

私はずっとスポーツが大好きで、学生時代のサッカー部でもアシックス製品を愛用していました。前職は他業種の営業企画で、仕事にやりがいを感じていましたが、「好きなことを仕事にしたい」「大好きなアシックス製品を扱いたい」と思いアシックスに転職、ベースボール事業部の営業チームに配属されました。営業はスポーツショップや専門店などの小売店様へのアシックス製品のセールスを担いますが、私は関西・北陸エリアに展開する小売店様を得意先としています。甲子園を目指すような強豪校をはじめ、アシックスと契約をしているスポーツチームへの販促活動も担当しています。

営業のゴールは小売店様のバイヤーと商談を重ね、より多くのアシックス製品を取り扱っていただくことで、たくさんのユーザーに使っていただくこと。入社当初はたくさんの製品を小売店様に卸すことに主眼を置いていました。目の前の数字を追いかけること自体、営業として決して間違っているとは思っていませんでしたが、いつか競合他社との価格勝負になってしまう危うさもはらんでいたように思います。でも、今はアシックス製品を使うことで、ユーザーにどんな感動を与えられるのか、どんなベースボール文化が生み出せるのか、高い視座で製品の価値を伝えるスタンスにシフトしています。そのスタンスの変化のきっかけとなったのが、選抜型教育プログラムのASICS Academyでした。


2.研修で学んだこと

ASICS Academyでは、入社3年目に、約半年間に渡って10数回の集合研修に参加しました。階層やキャリアに応じて4つの教育プログラムがあり、私が参加したのはファーストステップとなるDeveloping Leadersプログラム。前半と後半で大きく二つの内容に分かれますが、前半は主に講義によるインプットが中心でした。大手上場企業のキーパーソンやスタートアップ企業の経営者を招いて、新製品の開発やブランド立ち上げのエピソードを聴く時間もあり、これらは自らの営業スタイルを見直すきっかけになりました。成功する事業の根底には、モノを売る、利益を上げるということに加え「社会をこうしたい」という強い思いがあることに気づかされたのです。各講義後はレポートを提出し、参加者全員でシェアします。自分と異なる部分に注目していたり、まったく違った気づきや学びを得ているメンバーもいて、レポートについて語り合うだけでさまざまな議論が生まれ、大いに刺激を受けました。

後半はチームに分かれ、Developing Leadersの最終アウトプットである経営層への新規事業プレゼンのためのグループワークを行いました。実は私たちのチームの企画は、中間発表時に講師から「事業にリアリティがない」といった指摘を受け、試行錯誤してもまとまらず、一から作り直すことに。チーム全員がショックを受け、一時は呆然としてしまいましたが、さらに議論を深め、プレゼンまで日がない中、チームで乗り切り、最後はメンバー全員が納得できるプレゼンができました。

限られた時間で成果を上げるため、電車移動の間もeラーニングで講座を受講するなど、個人的にも工夫をしました。営業活動にも取り組みながら、実践的なプログラムを経験できたこの半年間は、想像以上のものが得られたように思います。


3.日々の業務にどう活かせているか

ロジカルにビジネスを考え、アシックスと小売店様の双方にWin・Winをもたらす提案ができるようになったことは、ASICS Academyで得たスキルの一つですが、ここに高い視座から「社会をこうしたい」という思いをプラスできるようになったことが、一番の成果と言えます。

たとえば、これまでなかなか思ったような販売実績が上げられずにいたトレーニングバット。「重たいので、振れば筋力がつきます」と提案していたのがこれまでですが、ASICS Academy受講後は変わりました。勝つためにどんなトレーニングを行うのか、そのためにどんなコンセプトで開発されたトレーニングバットが必要なのか。さらに、このトレーニングを通して、勝てばどんな感動があり、それが日本のベースボール文化の発展にどう寄与するのか…。最高のパフォーマンスをユーザーに届けるアシックスのフィロソフィーと、顧客の「勝ちたい」「レベルアップしたい」といったインサイトを結びつけ、小売店様でのプロモーションやキャンペーンに落とし込むことで、バイヤーの心を大きく動かせるようになりました。

私の思いに共感してくださった小売店様がこれまで以上にアシックス製品を置いてくださったり、なかには、店頭に占めるアシックス製品の割合が大幅に増えたスポーツショップもあります。営業として成果を出せることはもちろんうれしいですし、アシックス製品で人の心や社会を動かせることに自信を持てたことは、これからのセールス活動にもつながるはずです。


4.今後のキャリアプラン

上司が私をASICS Academyに推薦してくださった理由の一つに、私が吸収したものをベースボール事業部で水平展開して欲しいという期待があったと考えています。ASICS Academyでの学びをチームのメンバーと共有し、チーム全体のレベルを底上げすることが、これからの目標の一つです。

2017年から、アシックスが侍ジャパンのオフィシャルサプライヤーとなりました。そして、アシックスがゴールドパートナーを務める2020年東京オリンピック・パラリンピックを間近に控え、ベースボール事業部には追い風が吹いています。それはアシックス製品でベースボール文化をさらに発展できる絶好のチャンス。ASICS Academyでの学びを活かし、社会を大きく動かせるようなムーブメントをチームとともに実現したいですね。

また、営業チームはマーケティングチームと販促活動の方針を共有する大規模な会議を行いますが、私はその前段階、現場のニーズをマーケティングチームに伝えるミーティングに、担当エリアの営業を代表して参加しています。来シーズンのPR商品や戦略を決める大規模な会議でもロジカルに、自信を持って発言できるように。それもASICS Academyの成果です。どの部署も「スポーツを通して、すべてのお客様に価値ある製品・サービスを提供する」という目的は同じです。その目的を達成するために、営業という立場からリードできるような人財になっていきたいと思います。