お知らせ さらに詳しく

アシックス×ロート製薬×下北沢病院 共同開発 足の疾患に特化して予防・治療、健康寿命延伸目指す

2016.07.20 PRESS

 株式会社アシックス(本社:兵庫県神戸市)とロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市)は、医療法人社団青泉会下北沢病院(所在地:東京都世田谷区)を研究拠点とし、足に多い疾患に着目し、ウォーキング運動をサポートするシューズ・中敷やスキンケア製品の共同研究開発をおこなうことにしました。

■共同研究開発について
 足に関わる悩みは痛みやしびれ、外反母趾、巻き爪、スポーツ障害、痛風、リウマチなど多岐にわたります。これらの疾患は日常的な歩行を妨げ、また逆に歩行によって悪化することもあります。また日本では糖尿病およびその予備群が2000万人以上いると推測されています。これらの患者は一般的に運動療法を推奨されますが、上記の足のトラブルにより適切に施行できないケースも見られます。各人の足を正しく診断し、状態にあったシューズや中敷きを使用すること。そして適切に皮膚のケアをすること。これらは足だけでなく、現在持つ疾患を重症化させず健康と歩行を維持する有効な手段となります。

【株式会社アシックス】
 株式会社アシックスは、スポーツによる青少年の育成を通じて社会の発展に貢献したいという思いから始まりました。60年以上にわたり、『スポーツで培った知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する』をビジョンに、フットウエアとアパレル事業を中心に50以上の国と地域に拠点を置き、世界の人の健康で幸せな生活が実現できる製品やサービスを提供しております。
特に、フットウエアにおいてはバイオメカニクス(生体力学)から多くの人の足の基礎データを有し、人間の運動動作を分析、その結果から独自に開発された素材や構造設計を搭載したシューズを産み出し、多くのスポーツ愛好家に親しんでいただいております。

【ロート製薬株式会社】
 ロート製薬株式会社は、健康を企業経営の第一義とし、スキンケアとアイケア製品を始め、あらゆる健康に対するソリューションを世界110ヵ国以上で提供している企業です。特にスキンケアにおいては、これまでの数多くの分野での製品開発・販売を通して、ダーマトロジー(皮膚科学)からの技術・製剤化ノウハウを有し、日常的から治療的使用まで、それぞれの状況に対して、お客様に高い満足度を提供しています。

【医療法人社団青泉会 下北沢病院】
 米国には「足病学(ポダイアトリー)」という足という臓器に特化した学問があり、約15000人の足病医(ポダイアトリスト)が足に関する診療に従事しています。米国では足に関するトラブルが起こった際にはまず足病医に相談するのが一般的です。しかし、残念ながら日本にはこのような専門科は存在せず、個々の判断により様々な科に受診し、なかなか連携が取れていないのが現状です。医療法人社団青泉会下北沢病院は、足病総合センターと糖尿病センターを立ち上げ、日本で初めて「足病学(ポダイアトリー)」をテーマに掲げた診療をスタートしました。単に悪い患部を取り除くだけではなく、「足から健康を支えていく。」をコンセプトに、より根本的、包括的に未病にアプローチしていきます。

 アシックスとロート製薬は足病科をスタートさせる下北沢病院を医療研究拠点とし、糖尿病、外反母趾、痛風、リウマチなどの予備群にアプローチします。健康を維持・促進するためにウォーキング運動をサポートするシューズや中敷、スキンケア製品を開発し、健康寿命延伸という社会的意義への貢献を目指します。

PDF版のダウンロードはこちら

プレスリリースに戻る