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箱崎 穣(生産統括)

Interview Index

1 .仕事の内容

原価チームの主な仕事は、海外の生産工場や販社との折衝です。工場とは、生産内容や量、コストなど様々な交渉を行い、取引価格や諸条件を決めていきます。我々としては、品質の良いものをできるだけ低いコストで作ることが重要ですが、ただコストダウンを求めても良い関係性は築けません。要求は要求としてきちんと主張しつつ、相手の要望もちゃんと聞き入れ、双方が納得できる取引を成立させることが重要です。

販社には、工場と決めた取引価格を報告し、販売していってもらいます。販売のことだけを考えれば、取引価格は低ければ低いほど売りやすいし利益も出しやすいため、時には「なぜこんなに原価が高いのか」と質問を受けることがあります。そうした場合も大切なのは、なぜこの価格になっているのかをきちんと説明すること。対工場にしても、対販社にしても、筋の通った説明をしながら、お互いが納得できる交渉を成立させていく仕事と言えると思います。

2 .キャリアパス

入社以来ずっと現在の部署で働いていますが、最初の数年間は、工場から上がってくる見積もりのチェックが主な仕事でした。1足あたり50行にもわたる見積書を精査するのですが、たとえ1円の違いでも、100万足になれば100万円。生産規模が大きいアシックスにとっては、会社の利益につながる重要な仕事です。
価格が合わない場合には工場に価格交渉もします。もちろんただコストダウンを要求するのではなく、きちんと根拠を示して検討してもらう。無理な時には引き下がります。こうした交渉術も、ひとつのスキルですね。

アシックスの生産工場は9割がアジアにあり、交渉にはもちろん英語力も必要なのですが、それ以上に大切なのが相手の立場を理解し、歩み寄ることです。例えば工場の原価担当者に、ただ「価格を下げて欲しい」と言っても、その人だけでは判断できないことがあります。そんなときには、開発担当の方にアポイントをいただき、こちらの生産計画などを示し総合的に価格面の再検討を促します。ひとつの原価だけではゴーがでなかった交渉も、総合的な利益につながるとわかれば交渉成立、となることも。グローバルな交渉というのはこのように、まず相手を理解することから始まるのではないかと今は思っています。

3 .印象的な仕事のエピソード

ある工場が新しい加工機械を導入したときのことです。そういう設備投資がシューズの原価に反映され、コストアップすることはよくあるのですが、見積りを見ると想定以上に高いんですね。おかしいと思って詳細を聞いていくと、かなり専門的な話で自分にはついていけないレベル…。化学に関する知識が必要だったので、十数年ぶりに「モル質量とは」といったことから勉強し直しました。そうやって分かってくると、異常に高い見積もりになっている原因にも気づくことができ、こちらも工場も納得できる価格を決めることができました。最初から相手の説明を鵜呑みにせず、常にクリティカルに受け止め、原因を突き詰めていくことは、この仕事に欠かせないマインドですね。

自分の仕事でイノベーションをもたらしたと思うのは、すでに設定された商品の価格をもとに工場と交渉するというところから一歩踏み込み、開発段階から参加して「ここをこうするともっとコスト削減ができる」と提案したこと。最初からコスト削減を考えて開発をすることで、数百万円、数千万円の違いを出せたことは、大きな変革になったと思っています。

4 .asicsで働く魅力

アシックスの品質基準は、他のスポーツメーカーと比べても厳しいもの。つまり、生産する側にとっては難しいということです。しかし、そういう制約があるからこそ支持してくれるお客様もいるのです。プレッシャーもありますが、知恵を絞って難しいものを商品化することには喜びもあります。何より、品質の良いものを作るのは純粋に嬉しいこと。原価を抑えながら、不良率を限りなくゼロに近づけるようこだわっていくのがやりがいでもあります。

そしてやはり、スポーツに関わっているという手ごたえが魅力ですね。日本中を熱狂させるような有名なスポーツ選手に使ってもらい、その活躍を支えていると実感できることは、やはり嬉しいものです。

5 .今後の目標

原価というのは材料費や人件費だけではありません。輸送費や電気代、機械を置いておくスペース代など、幅広い範囲が含まれます。大学での専攻がロジスティクスだったので、今後はそれを活かし、よりコスト削減につながる輸送拠点の置き方を考えるなどもしてみたいですね。

コスト削減の最終目的は、材料費を下げることではなく、利益を出すことです。コストというのは製造に関わる部分だけでなく、さまざまな部分に発生しているものですから、将来的には、他の部門のコストがどうなっているのかを知り、それらすべてを削減することにも取り組んでみたい。それが、お客様にベストな製品を適正な価格で届けることにつながり、ひいてはお客様の生活を豊かにすることにもつながると思うのです。

6 .とある1日のスケジュール

9:00

出社、メールチェック

アメリカ、ヨーロッパなど海外の販社からのメールが来るのはだいたい深夜。朝一番でチェックし、返信します。

10:00

チーム内ミーティング

テーマは今シーズンの工場価格動向について。価格を決める原因となる人件費の動向などを、10人いるチームの全員で共有します。

チーム内ミーティング

12:15

昼食

同じフロアの先輩方と社員食堂で昼食。公私ともにいろいろと相談させてもらっています。

13:15

デザイン・開発担当者と打ち合わせ

海外の販社から、利益を出すためにはどうしても原価を50セント下げてほしいとの要望が。こうした場合は、材料などの変更などで対応できないか、デザイナーや開発担当者も含めて相談します。

デザイン・開発担当者と打ち合わせ

16:30

スウェーデンとテレビ会議

子会社であるHAGLOFSのメンバーとテレビ会議。スウェーデンの始業時刻に合わせてこの時間帯に設定されますが、こちらの定時に終わらせるよう、なるべく努力しています。

18:30

退社

同期や部署のメンバーと飲みに行くことも多いです。仕事を忘れてリフレッシュするつもりが、ついつい熱い仕事の話になっているのは、みんな仕事が好きだからでしょうね。

退社